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樹海

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 「青い地球は美しい」は旧ソ連の宇宙飛行士・ガガーリン少佐が大空の彼方から発した言葉であり名言として今も世界の人々に伝えられる。ヴォストーク号を操縦し唯一人で宇宙に向かった宇宙飛行士の目に映った母なる大地と海はどこまでも青く澄み切り美しく綺麗な星に見えたのだろう。あれは一九六一年四月十二日のことであり人類が初めて宇宙へと飛び立っ ...

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 一カ月ほど前、米国サンフランシスコの日本町(ここでは日本人町とは言わない)に高齢者介護施設「こころ」が完成、披露された。サンパウロとかなり事情が異なるので、参考に紹介したい。十年前から計画されており、思い立ってすぐ建設、ではなかった▼実現させたのは十一の宗教団体の連合体・日米宗教連盟。土地は市再開発局から購入、総工費一千四百万 ...

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 あの感動の日から長いようでもあり短くもある一年―。北朝鮮によって拉致された生存者たち五人が日本に帰ってから十五日で一年を迎えた。地村さんと蓮池さんのご夫妻。夫のチャールズさんを北朝鮮に残した曽我ひとみさんたちはみんなが元気で新しい暮らしに慣れようと頑張っている。だが、こうした拉致被害者らは北朝鮮に残してきた息子や娘・ご主人と別 ...

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 寝耳に水―。青天の霹靂(へきれき)とはこのことか。日本移民百周年を〃指標〃とする事業計画案が、日本で披露されていた。「決定したの?100周年事業」―センター案先走りか、コロニア不在で日本へ紹介(十日付本紙7面)を読まれた方は驚きを隠せなかったに違いない。中には腹立ちを覚えた人もいただろう▼『日伯総合センター』(日伯情報・統合・ ...

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 お隣の国のことをとやかく言うつもりはないけれども、韓国政界の汚職と不正疑惑はかなりに深刻なようだ。全斗煥氏や盧泰愚氏に始まり金大中氏も、ノーベル平和賞を受賞した南北首脳会談の開催に際して北朝鮮へ多額の資金を贈ったの疑いが発生し大きな政治問題になった。全氏も盧氏も職業軍人のエリートなのに金銭感覚が、庶民や普通の人々とは異なるらし ...

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 衆院が解散し十一月九日の投票が決まった。とは言っても、この日程はかなり前から決まっていたしやっと選挙かの感じもする。衆議員諸公は選挙区に向かい新人候補も「清き一票」を求めて奔走しているに違いないが二十一世紀になって初めての衆院選挙であるばかりではなく「政権公約」を国民に問う厳しい選挙でもある▼小選挙区三〇〇比例代表一八〇の計四 ...

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 最近、フィリピンの第二の町ダバオの日系人たちが移民百年を祝ったことを知って、激動した戦中、戦後を、五年後に百年を迎えるブラジルのそれと、つい比較してしまった。背景は全く異なっていたのだが…▼ダバオへの移民は、笠戸丸より五年早い一九〇三年に始まっている。第一次世界大戦後の麻需要増加で移住に拍車がかかり、在留邦人は一時二万人に達し ...

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 ワンマン宰相・吉田茂氏の親友に白洲次郎氏という実業人がいた。戦後の政界でも活躍し初代の貿易庁長官を務めたりサンフランシスコ講和会議の際には全権委員顧問として日本の独立のために働いた人である。ご夫人が正子さんで「能」に詳しい随筆家だが、あるとき次郎氏に遺言を認めることを薦めたそうだ▼葬式無用。墓石無用―という簡潔で有名な白洲遺言 ...

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 いま多くの国が腐心しているものに高齢者対策がある。医学の発達、食料事情など生活環境の向上でお年寄りの寿命が伸びた。ひと口でいうなら七十、八十はハナタレ小僧。「人生僅か五十年」も死語となり、「人生僅か百年」の日も近かろう▼海の向こう日本の話だが、「父母に孝に」…の時代は、はるか遠のき「父母は重荷」の世に変わりつつある。とくに痴呆 ...

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 菅直人代表と小沢一郎氏が固く握手して誕生した新・民主党が五日にホテル「合併大会」を開き「次期政権は我が党」と気勢を上げた。国会議員を二〇四人も擁する大野党なのは間違いないけれども、この党はどうも一般には解り難いところが多い。合併で解党した自由党との政策の溝は必ずしも埋まったわけではないし旧民主党内にも社会党系の議員と超保守主義 ...

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