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オーリャ!

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年12月23日付け  欲しがる我が子に、列車内でも車内でも臆面もなく授乳する母親たちを見て、「ブラジルのお母さんはたくましい」と思わずにはいられない。日本ではほとんど見られなくなった光景だ。「肌を露出することに抵抗のない文化」というだけでは片付けられないと思う。  それを取り巻く人々も温かい。ある日見た光景 ...

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ニッケイ新聞 2008年12月23日付け  欲しがる我が子に、列車内でも車内でも臆面もなく授乳する母親たちを見て、「ブラジルのお母さんはたくましい」と思わずにはいられない。日本ではほとんど見られなくなった光景だ。「肌を露出することに抵抗のない文化」というだけでは片付けられないと思う。  それを取り巻く人々も温かい。ある日見た光景 ...

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ニッケイ新聞 2008年12月20日付け  「誠にありがとうございます」などと、日本の現代っ子は使わないような古い言い回しや諺を、若い日系人や非日系人が使いこなす。聞けば、マンガやアニメで得た知識が多いようだ。  今、日本語を勉強する在日外国人が頼りにする存在が、携帯用ゲーム機ニンテンドーDSのソフト、「漢検(日本漢字能力検定) ...

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ニッケイ新聞 2008年12月19日付け  食のエッセイでも知られる漫画家の東海林さだおさんが「何故日本人は注文の時『とりあえず、ビール』というのか。ビールに失礼ではないか」と怒っておられた。 同感だが、寒い時期でも、とりあえずーどころか、兎にも角にも雨ニモマケズーという感じでビールを飲むブラジル人には、溜飲が下がる。  キリン ...

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ニッケイ新聞 2008年12月18日付け  議会閉鎖や政治家の活動禁止など、軍政下の反対分子抑制のための軍政令AI―5(本紙十日二面既報)について、聞いたこともないという人が八二%と、発令四〇周年の十三日に報じられた。  サンパウロ州では来年以降、高校の歴史の授業が減り、哲学や社会学の授業が増えるという。歴史や地理の基礎抜きで応 ...

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ニッケイ新聞 2008年12月16日付け  東京で十八日に、日伯交流年を締めくくる実行委員会総会とレセプションが開かれる。すでに記念事業の受付けは終了しており、今回の総会で日本政府レベルでの百周年・交流年は終了することになる。  外務省の広報によれば、日本側での交流年認定事業は四百八十七件。地方自治体で実施された交流イベントなど ...

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ニッケイ新聞 2008年12月16日付け  ある日、電車の中で若者の一団が、「一年生になったら~友達百人できるかな」と日本語で歌っていた。中には日系人も混じっていたが、ほとんどが非日系だったので驚いた。幼い頃に日系の学校で習ったのか、はたまた友達が教えたのか。  また別の日には電車の中で、楽譜を見ながら坂本九の「上を向いて歩こう ...

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ニッケイ新聞 2008年12月13日付け  文協が管理する国士舘で、日系農業の最高の栄誉とされる山本喜誉司賞の資料が焼却されていた(本紙七面記事)。聞けば、ブラジル人管理人が処分してしまったとか。高橋一水選考委員長は、「誰にも責任を問えない」と肩を落とすが、あくまでも責任は、文協の管理体制にある。  その杜撰さから、日系農業の貴 ...

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ニッケイ新聞 2008年12月12日付け  「ブラジルでまだ一般的でない日本料理で、何が受けるか」という話題になることがある。  立ち食いうどんは失敗に終わったが、ラーメンは大成功、カレー屋もなかなかの賑わい。沖縄ソバはどうだろうー。  これを二万人のブラジル人がいる浜松で考えた人がいる。「焼き鳥が受けるに違いない」。  焼き鳥 ...

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ニッケイ新聞 2008年12月11日付け  仕事として書くことを始めてから、これまで以上に、「文は書く人そのもの」だと強く感じる。  一人一人性格が違うように、個々の文にも個性があり、筆者の経歴や物の見方、語彙、情報の集め方、文章の構成などが様々な味を醸し出す。  大上段に自己満足の文を書いていないかなど、考え出したらきりがない ...

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