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オーリャ!

柔道の真髄に学んだブラジル人

 著名な柔道家マックス・トロンビニ氏は、映画「A Grande Vitoria(大いなる勝利)」で話題を呼んだポ語原作の邦語版「柔道に学ぶ」を刊行した。ブラジル講道館有段者会の岡野脩平名誉会長が、「ブラジル人が柔道の精神を正確に体現していることを知って欲しい」との肝いりで邦語版が出版されたと言う。 トロンビニ氏によれば「柔道を通 ...

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巻き添えで臭い、臭い催涙ガスを喰らう

 先日見に行ったサッカーの試合後に、ファンが暴れ、軍警と騒動を起こした。帰りのバスは立ち往生し、催涙ガスがバスの中まで入って涙が止まらず酷い目にあった。 呆れたのは騒動の理由だ。入場できなかった過激なファンが、敗色濃厚で試合終了前に席を立った一般ファンに、「なぜ最後まで死ぬ気で応援しない?」と競技場外で因縁をつけて混乱に発展した ...

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一人黙々と鉄板を洗う婦人部長の後姿に思う

 日没後のある県人会館。珍しく台所の明かりが付いていたので目をやると、一人の婦人が作業をしていた。日本祭りで使った鉄板を、タワシで黙々ときれいにしている。 準備、本番と自ら先頭に立って引っ張った婦人部長だった。「何だかんだで片付けも大変よね」と笑い、サッと額の汗をぬぐった。その慎ましい姿に感銘を受けた。郷土食広場は、こういう人が ...

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日本祭りの基盤は県人会

 大成功に終わった県連日本祭り。時代の変化に合わせて刷新を図ってきた市川実行委員長は「雰囲気が非常に良かった」と手応えを感じている。 初参加で、会場を熱狂の渦で包んだのが日本の二人組ダンスユニット「Hilty&Bosch」。彼らにその秘訣を聞くと、「一番大事なのはお客さんとの距離感。いかに巻き込んで距離間を縮めたエンターテイメン ...

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日本祭りにもっと県マスコットを

 今年も3日間行われた日本祭り。郷土食フロアは連日、人でごった返し、進むのもままならないほどだった。実際に郷土食を販売するところもあれば、「焼きとり」「パステル」など土地と特に関係がないものや、他県のイメージが強いものを売るところも。 その中でも熊本県人会は、県のご当地キャラクター「くまもん」のエプロンを身につけ、「くまバーガー ...

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コラム オーリャ!

 日本祭りが開幕を迎えた。郷土食を販売する各県人会は特に、準備に大忙しの一週間を過ごしたようだ。 水を差すようで悪いが、知人の日系人から少し残念な声を聞いた。「日本祭りは今年も行かないと思う」。この祭りにしかない日本食にも、アニメにも、企業ブースにも関心がないという。そんな声を偶然、複数のデカセギ子弟から聞いた。 中にはボランテ ...

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ブラジルの高齢化対策に官民協力を

 先月末、文協で白寿者表彰が行われ、99歳を迎えた44人が表彰された。ブラジルに来る前は「エネルギッシュで若い国」との印象を持っていたが、ブラジル全体で高齢化が進行しつつあると聞き、意外に思った。 世界保健機構の調査によれば、当地は25年には60歳以上が3180万人を超えると予測され、年代別で見ると80代が最も増加率が高い。一方 ...

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県人会に若者を呼ぶための秘策

 この週末はコロニアの世代交代問題を強く感じる2日間だった。新潟県人会60周年では慶祝団歓迎会、記念式典ともに若者の姿がまばらだったからだ。 多くの人の挨拶で「若者の参加を増やす」ことを強調していたが、現実には集まってこないようだ。会場にきていた他県人会の人にも数人聞いたが、やはり「同様の問題を抱えているが、解決策が見つからない ...

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ジャパンハウスは何を見せるところなの?

 ジャパンハウスに対するコロニアの目は実に厳しい。日系社会との意見交換をこれまで2度行なったが、会合には静観する雰囲気が漂う。 「諸外国の反日感情にはどう対応するのか」「日本独自の最先端技術をどう伝えるのか」。質疑応答では、日系社会側からの日本の外交戦略を憂う声が上がる。 ジャパンハウスで見せたいものは何なのか。「考え方」ばかり ...

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海外でNHKを見ている人は在外投票を

 先日投票開始された参院選在外公館選挙で、ある有権者は「日本人として当然のこと」という意識から毎回選挙に来ていると言った。投票率が伸び悩む、日本の若者に聞かせたいような実に素晴らしい発想だ。 開始前から並んでいた別の有権者からは、「野党は反論をきちんと示すことではなく、議論を拒否し、醜い足の引っ張りあいばかりを行っている」という ...

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