2006年5月10日(水) 退職した谷口中佐は士官学校時代や軍警に入った当初、日本語をしゃべらないようにしていたという。当時は「まわりがあまりいい顔しなかった」という。ところが、日本から来た要人らを警備したりするうちに、だんだん認められ、むしろ日本語能力が高く評価されるようになった。「ちょっと真面目すぎると言われることもあるけ ...
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コラム オーリャ!
「反面教師」という言葉がある。酒飲みの親の酔態の数々をみて育った息子が、成人してから、酒を一切見向きもしない―などが、その一例である。 グァタパラ移住地のJATAKセンターの秋山利良元所長が、移住地の農家に中国訪問をすすめている。秋山さんはたびたび中国を訪問し、農村の実態を見るようだ。農村の生産力の低下、貧困、都市部の富裕層 ...
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以前、私たち新聞づくりをする者にとって、理想的、というか、夢の新聞とはどういうものか、先輩たちと話し合って、タメ息をついたことがある。かなわぬ夢であることから出るタメ息である。新聞編集者にとって理想的な新聞が、読者にとっても一〇〇%好ましいものであるかどうかは、実はわからない▼さて、その新聞とは、営利的広告がまったく掲載されな ...
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2006年5月10日(水) 連邦警察は八日、ペレイラ元PT事務局長にビンゴCPIで証言するよう通達。喚問は十日午前十一時に開始予定。 ◎ サンパウロ州タトゥイー市の刑務所は三月末に発生した暴動以降放置され、無法状態が続いている。脱走用のトンネルが二十五本も掘られ、服役者らが次々と脱走。トンネルの出口をふさぐため刑務 ...
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2006年5月9日(火) ブラジル弁護士会(OAB)は八日、全国大会でフェラス理事によるルーラ大統領弾劾要請を賛成七、反対二十五票で却下した。裏金を調達した組織の最高責任者は大統領であることは明らかと同理事はみなしたが、反対者はCPIが大統領の責任を到底ないこと、弾劾を求める世論が起こっていないことを理由に挙げた。 ...
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2006年5月9日(火) 五日の記者会見で配られた中川農水大臣の経歴書には、なんと「経済産業大臣」と堂々と掲載されていた。これを配った総領事館員に訊くと「間違えました! すみません」とのこと。確かに前職は経産大臣だったが一国の大臣の肩書きを間違えるとは…。しかも、経歴書を最後まで見ると〇三年で終わっており衆院当選六回(本当は八 ...
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アリアンサ―日伯文化連盟。文協と共に戦後の日系社会を代表して来たこの団体が今年五十周年を迎える事が意外と知られていないように思う。 日文連の前身「日伯文化普及会」が誕生したのは一九五六年十一月。文協と同じく、サンパウロ四百年祭日本人協力会を母体に設立された。 『「日本友の会」のようなものを』という関係者の願いから始まったと ...
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ペルーの南部に広がる大きな盆地ナスカに点在する地上絵は誰しもが知っている。長さが50mもあるハチドリや285mのペリカンかサギを描いたと思われる絵画。だが、これをどんな理由で描いたのかとなると、目下のところはっきりとはわからない。ある人は宇宙との交信に使ったと説き、雨乞いのためや宗教的な動機を挙げる学者も多い▼そもそも、この地 ...
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2006年5月6日(土) 英誌「エコノミスト」は四日、ボリビアの資源国有化はチャベス大統領にとって縄張り拡大のチャンス、ルーラ大統領には貧乏くじと報道した。英誌によれば、いずれベネズエラとブラジルは衝突するという。チャベス大統領の戦略は、南米のエネルギー供給をコントロールしながら反米同盟を結成、南米諸国を道連れにする考えと見て ...
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2006年5月6日(土) 新体制の発足早々、前回フェスティバルの未払い金問題が発生した県連。はじめての代表者会議では、二十の小委員会設置が承認された。名簿に委員として名前のあがっている会長に感想を聞くと、「えっ?」と一言。どうやら知らなかった人もあったようで、急ぎ会長に確認を取る人も。それでも会議では承認された。不思議な話。 ...
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