移民にとってサントスはゆかりのある町だが、進出企業はほとんど見当たらない。そのため、スポンサー探しは地元日系人の悩みの種だ。しかし国内でも屈指の港町。貿易関係者とはつながりが深いし、特にコーヒーの味覚講習には日本からの受講者も少なくない。 第二回世界コーヒー会議が先週末サルバドールで開かれ、六十三カ国の代表が集まった。生産者 ...
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コラム オーリャ!
日本の文化庁は毎年、東京と関西二ヵ所で日本語教育大会を開催している。 日本語を豊かに、国際社会での日本語…といったテーマが多かったが、最近では出稼ぎ子弟の言語問題が取り挙げられるようになってきたようだ。 昨年は「地域における年少者への日本語習得支援について考える」というテーマで、実際に出稼ぎの親について日本へ渡り公立学校で ...
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2005年9月28日(水) 貿易黒字が今月に四週連続で記録を更新、為替介入を行わないと中銀が発表したことを受けて二十六日のドル相場は下落、一ドル二・二五一レアルと二〇〇一年五月以来最低の水準に達した。市場では今年末の予測を二・四三から二・四〇レアルに下げた。 ◎ 軍警は二十六日、密告電話によりスザノ市郊外の草むらの ...
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2005年9月28日(水) 日系三世の演歌歌手、南かなこ(24)が二十六日、日本全国五十カ所を巡るキャラバンカーツアーを完了させた。東京と出身地サンパウロ間を超えた約二万千三百キロを走破し、全国の祭りやイベントを回りながら最新曲「かなこの浜っ娘ソーラン」を宣伝した。事務所の先輩、小林幸子(51)も「〃娘〃をよろしくお願いします ...
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ブラジルに長く住んでいると、疑心暗鬼になるという話である。衆議院議員選挙の在外投票で、政党名記入は鉛筆使用を義務づけられた。これに関して、もし、日本の選挙管理委員会で開票の際、記入事項を改ざんされたら、どうするのか、ありうることではないか、と疑うのである。改ざんとは、選管の係員によって書かれた政党名が消しゴムで消され、ほかの名 ...
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今年も忽然と消え失せた。昨年末から売り出され、年が変わると同時に安売りセールがスタート。三→五→七割と値引きされるうち、来年度版が店頭に並び始める。 スケジュール手帳のことだ。端境期というか、その姿をいったん見かけなくなるいま頃の時期になると、来る年の話題が取りざたされ出す。二〇〇六年の焦点は何と言っても大統領選挙だろう。 ...
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汚職と拝金主義が横着にも我が物顔をして罷り通る。古代のギリシャにもあったし、昭電疑獄やローキードなど日本でも利益誘導型の政治が数多くの腐敗政治を引き起こした。この旧来の陋習は恐らく世界の国々に共通するし、共産党の一党支配になってさえも、官僚らの収賄や腐ったカネの動きは後を絶たない▼ブラジルの政界も、腐敗と汚穢を絵に描いたような ...
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2005年9月27日(火) PT党員四百人が、政府の経済政策と党首選挙への不満を理由に離党、自由社会党(PSOL)への入党を宣言した。主に中央統一労組(CUT)やPT左派、民主社会党などのメンバー。政治危機を引き起こした旧体制が存続することに抗議したもの。党首選挙が連記名簿制(シャッパ)で行われるので、多数派を占める主流派は党 ...
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2005年9月27日(火) 一家五人殺害事件の被害者、米倉貞さんは一週間後のコチア青年五十周年式典に参加するつもりだった――。本紙が米倉夫人の兄弟、佐々木ツネトさんから聞いた話では、「米倉さんの手帳には式典のことがメモされていた」という。もう一人の容疑者セルソ・ドス・サントスは、ファベーラに逃げ込んでいまも行方をくらましている ...
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浜松で外国人弁護士として活動する石川エツオさんと話をする機会を得た。石川さんはサンパウロ州生まれの二世。浜松ブラジル協会の会長でもある。 デカセギを巡る諸問題の中で石川さんは、「一番心配な事」として子供の教育問題を挙げた。 中学を出て働き始める子供たち。進学するか、それとも二、三千ドルの給料を選ぶか。「子供が目標を持って勉 ...
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