2005年7月22日(金) ペルナンブッコ州連邦大学科学技術センター竣工式出席のためレシフェを訪れたルーラ大統領は、「バカなこというのは、バカなことをするよりマシ」だと語った。政治危機に触れ、試練の中にある我々の苦悩は誰にも分からないが、いかなる苦杯も受けて立つと宣言した。大統領は口をすべらし不用意な発言をする自分を弁護した。 ...
続きを読む »コラム
大耳小耳
2005年7月22日(金) 七十年の同窓会を開いたヴァルゼングランデ日語校。会場となった同文協には今も、六十年近く前に建てられた最初の寄宿舎がある。会に出席した人の中には、かつて自分が暮らした場所を訪れる人もいた。コチア産組が所有していた同文協の土地は、これまで二回レイロンにかけられたという。落札されることはなかったが、いつ三 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
まったく、ヒドイ話だ、と思った。不祥事続きのNHKがブラジルでもやらかしていた。 八年前に橋本梧郎氏から拝借した資料を隠匿。謝罪どころか「返してないですか?」としらばっくれた。 十六ミリフィルムを貸した松山さんが「諦めた」ことを確認するや、謝った。「悲しそうな声を出していた(松山さん)」とは、言い得て妙だ。 本紙掲載を受 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
戦前にコロニアで作成された、「読み方」の教科書『日本語讀本』。『移民四十年史』で、アンドウ・ゼンパチ(旧日伯新聞編集長)は、文学者古野菊生が執筆。自由主義的な色彩が強いと内外から批判を浴びた、という内容を書いている。 「この教科書は、日本政府から派遣された職員の元でつくられたもの。古野が関わっていたとしても、責任者ではなかっ ...
続きを読む »コラム 樹海
六月に百年祭開始イベントとして豪華晩餐会が行われたが、五千レアルの赤字だった。これだけ見れば「赤字ならやらない方がよかった」との意見も出る。イベント委員会代表は「今回は投資。今後スポンサーになってくれそうな会社、協力しそうな人を無料でたくさん呼んだ」と開催前に主旨説明していた。もちろん投資は必要。長いスケジュールで考える大事な ...
続きを読む »東西南北
2005年7月21日(木) ルーラ大統領は十九日、ドゥトゥラ都市開発相に、内閣改造の一環で大臣席を進歩党(PP)へ譲るよう要請した。しかし同省の次官や幹部職員、社会団体が不満を訴えた。大統領は同相に港湾空港公団(INFRAERO)総裁を提供したが断られた。都市開発に使命を感じる同相は、更迭の場合、故郷のポルト・アレグレへ引き上 ...
続きを読む »大耳小耳
2005年7月21日(木) 十万人以上の人出で、大盛況だった県連の日本祭り。惜しむらくは、祭りの一角を占めた百周年祭典協会ブースか。「みんなから記念事業は何をやるのか聞かれてこまったわ」とは同協会を手伝った日系女性の言葉だ。「恥ずかしいったらありゃしない。日系社会がこんなに団結を見せてるのにね」。 ◎ 日伯友好病院 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
八回目の日本祭りが無事、閉幕した。大げさではなく、日本国外で開催される日本紹介イベントとしては最大規模のものだろう。 気になることが一つ。 「長崎ちゃんぽん食べたかったけど、やってなかったよ」。初日の午後、地下鉄駅に向かうバスで同席した男性がそんなことを言っていた。 郷土芸能もアニメ上映も二日目以降。開場当初は郷土食も準 ...
続きを読む »コラム 樹海
「お金を何に使うか、悩みはないですか」。先月末、首相官邸を表敬訪問したビル・ゲイツ氏への小泉首相の質問だそうだ。ゲイツ氏は、世界一の富豪といわれる米マイクロソフト社の会長だ▼普通、大金持ちはこんな質問は発しないと思う。小泉さんは閣僚資産公開の際でもわかるように、そんなに資産家ではない。だから至って庶民的な?問いかけをしたのだ▼ ...
続きを読む »東西南北
7月20日(水) 商店街が、在庫一掃と景気刺激をかねて七月を特売月間にしている。基本金利が一九・七五%で据え置かれれば業界は好転の見通しがないため、最高七〇%に上る一斉割引で特価販売を始めた。七月上旬は先付け小切手による販売が、昨年同月比で七・六%増の動きを見せた。二〇〇五年上半期では昨年同期比で四・四%増となった。 ...
続きを読む »