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コラム

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コラム オーリャ!

 ブラジルの現実と矛盾を知りたいなら、ゾナ・ノルテのザキ・ナルシ(Zaki Narchi)通りをみたらよい。三世のジャーナリスト、アンジェロ・イシさんは著書の中でそう綴った。  モルンビー・スタジアム横のジオヴァニ・グロンシ(Giovani gronchi)通りを、千五百メートルほど上ったあたりも似たような光景だ。道路を境に、山 ...

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コラム 樹海

 隣とはケンカばかりして遠い国の人々とは仲よく―と云う。今の日本と中国や韓国・北朝鮮との関係にそっくりなのであり、昔の人々は面白い見方をするものだなとつくづく思う。首相が靖国神社に参拝すると「いけません」と中韓と北朝鮮は眦を決する。小泉首相が紋付き袴を着て九段に向かうと中国の胡錦濤・国家主席には「目にしたくない動きが日本にある」 ...

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東西南北

5月26日(木)  二十四日午後七時ごろサンパウロ市を中心に襲った豪雨は、過去最高の百九十四キロにわたる交通渋滞を引き起こした。市内六十五カ所で浸水が発生、幹線道路三カ所が通行止めに。マイリポラン市では走行中の乗用車に街路樹が倒れ、運転していた女性が圧死。カンピーナス市近郊のカピヴァリ市ではエネイダ・ウエムラさん(42)が自動車 ...

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大耳小耳

5月25日(水)  開校からわずか十数年で接収されてしまった旧サントス日本語学校。当時の写真に写る子供たちがその後どのような道のりを歩んだろうか、と想像する。この返還問題、今までと少し状況が異なるのは、二、三世を含めた日系社会全体で取り組もうとしていることだろう。奇しくも今年、日本では戦後六十年を迎える。今も残る戦後処理問題、そ ...

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コラム オーリャ!

 先日、取材で自然分娩に関するビデオを見せてもらった。その自然分娩は、妊婦が分娩台に横たわって医者に任せるのではなく、産む直前まで歩いたり、シャワーを浴びたりし、自然な体勢で赤ちゃんが出てくるのを待つ、超・自然分娩だ。 それから、高校生の現代文で読んだ一つの詩を思い出していた。吉野弘の『I was born』という散文詩の中で、 ...

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コラム 樹海

 モジ管内イタペチの、芳賀七郎さんが造成中の「花の森」を見てきた。森は、四年目で、完成途上にある。一年中、遊歩しながら花が見られる森づくりで、現在、自身の好み、専門家のすすめを容れながら樹木を五千本余植えている▼芳賀さんが、森をつくろうとした理由は、近く百年を経る日本移民がこれを残した、という実体をものにしたいから、である▼「サ ...

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東西南北

5月25日(水)  アウキミンサンパウロ州知事は二十三日、ポンジーニョと電気料金の流通税(ICMS)減税を発表した。ポンジーニョは従来の七%からゼロへ。電気料金は月間消費量九十キロワット/Hまでは免税という。その他電話サービスのICMSは二五%から一五%へ。港湾設備の建設資材に課税の輸入税は免税。アルミニウムは、従来の初期段階か ...

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東西南北

5月24日(火)  国連安保理常任理事国入りを目指す四カ国グループ(G4)の一角、ブラジルが、拒否権については十五年後の付与を目指す方針を固めた。拒否権獲得を最終目標としつつも、まずは常任理事国の座を確実にするための苦肉の策だ。日独は既に、現メンバーが渋る拒否権を放棄してでも常任理事国入りを優先する方向となっている。拒否権は乱発 ...

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大耳小耳

5月24日(火)  国営ブラジル通信は大統領訪日を前に、在日ブラジル人学校を巡る状況をこう伝える。「浜松市のブラジル人コミュニティを支援する比嘉エヴァリスト神父は、ブラジル人学校の多くは商業目的で運営されており、その幾つかは教師のレベルなどに関して実に脆弱な体制しかないと言う。これらの学校のおかげで日本の中にブラジル人〃ゲットー ...

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コラム オーリャ!

 ブラジルのインディオ社会の実地調査をまとめた『悲しき熱帯』が刊行されて五十年がたった。 この人類学の古典を、二十二日付フォーリャ紙が特集を組んで再検証。日本を愛着してやまない著者レヴィ・ストロースがかつて、邦訳版に寄せた序文も転載していた。  仏人ストロースは一九三五年、創設されて間もないサンパウロ大学に赴任しており、同書には ...

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