連載
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文協 新トップ6人に聞く=改革インタビュー(3)=吉岡黎明(67)第一副会長/公的機関及び官憲との連絡担当=「『日系コミュニティーは日系人に何をしてくれるんだ?』という問いに答えていきたい」
5月16日(金) 「文協にデカセギに対応する機関を作る。時間がかかると思うけど、ゆっくりしていられないですよね」 確かに日系コミュニティーを代表する文協がデカセギ問題に着手するのは、遅すぎたのでは
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高齢者福祉 各国日系共同体の実状(2)=米国・サンフランシスコ=住みにくくないが高額な費用=言葉や食事も問題
5月15日(木) サンフランシスコ・ダウンタウンから地下鉄で約三十分南東へ行くとヘイワード駅がある。そこから車で約五分の共同介護住宅「サイプレスハウス」を訪れた。この施設は日本でも話題になっている米
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文協 新トップ6人に聞く=改革インタビュー(2)=樋口トモコ 第五副会長/文協会員との連絡及び会員拡充担当=「会員拡充には、もっと宣伝が必要。マーケティング専門家を入れる話もしてます」
5月15日(木) 「二年前からね、わたし日本語の勉強を始めたんですよ。やっぱり漢字は難しいわね」 自分の話す日本語はまだまだーと謙遜する樋口トモコさん。その気さくな雰囲気からは、三十三年間もサンパ
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高齢者福祉 各国日系共同体の実状(1)=カナダ、バンクーバー=ケア付き住宅「日系ホーム」=入居者へ細やかな気配り
5月14日(水) 今年の海外日系新聞協会共同企画は「高齢者福祉」である。各国日系社会の高齢者福祉の現状はどのようになっているのか――加盟十九社(ラジオ二社を除く)に報告・執筆を呼びかけたところ、北米
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文協 新トップ6人に聞く=改革インタビュー(1)=伝田英二(66)第4副会長・管理及び財務担当=「それが文協のためになるのならば、過去をほじくりだす事も辞さない」
5月14日(水) 四月十二日に行なわれた評議員会で、文協の会長、五人の副会長が選任された。昨年からの活動が注目されていた改革委員会の動きと共に、今回の会長、副会長選挙はコロニアの耳目を集めた。しかし
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ペルーからの報告=フジモリ 待望論はあるか(終)=不可能に近い復帰だが=なんでも起こり得る国
5月7日(水) 今回の取材に応じてくれた全ての人に「もし、〇六年にフジモリが大統領選に出馬したら、投票しますか?」という問いを投げかけてみた。 「する」「しない」と即答した人は、以外に少なかったと
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ペルーからの報告=フジモリ 待望論はあるか(9)=フジモリが分らない―=戸惑いながら弁護する声も
5月6日(火) 今年三月三日付の『エル・コメルシオ』紙の一面をフジモリが飾った。彼が紙面を飾るのは珍しいことではないが、いつもの批判記事とは少々雰囲気が違っていた。 フジモリがゲスト出演した日本の
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ペルーからの報告=フジモリ 待望論はあるか(8)=亡命後 再燃する日系差別=「帰ってくるな」と語る2世
5月3日(土) 「この国には差別が厳然としてある。残念ながら、それは日本人、日系人に向けられることも多い」 ある日系旅行社の代表ははっきりとした口調で話した。 ある意味で白人支配階級対有色人種
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日本とブラジルの経済交流=『コメルシオ・エステリオル』誌掲載、工藤章氏の寄稿文(3)=貿易圏整理する必要=大きい商工会議所の役割
5月1日(木) 今後の日本ブラジル経済関係を考える上で、重要なファクターはFTAである。それは、米州全体を包含するFTAA(ALCA)であり、日伯間のFTAが主である。 先ず、FTAAについては、
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ペルーからの報告=フジモリ 待望論はあるか(7)=フジモリ政権の遺産=捨てられた街パチャクテ
5月1日(木) 「フジモリはいつ帰ってくるの?」「日本に帰って伝えてくれよ、俺たちは待ってるって」 道端で話している人々などに話しかけると、笑顔で言葉を投げかけてくる。 筵で作られた家の群れはな