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コーヒー豆 関連記事

将来は世界一の農業大国=ソロカバ在住 早川量通

 9月15日に開催された「第71回全伯短歌大会」は令和最初の記念すべき大会でした。そこで、まったく予想もしていなかったことに、私の作品が1位となりました。  〈天と地を区切る稜線の果てしなく大豆実れるブラジルの大地〉――この短歌を見た友人の志方進さんが、作品に描いた壮大な大豆生産の様子を裏付けるようなデータを送ってくれました。私 ...

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トレンディ・ツーリズモ=鉄道の街へ観光ツアー

 旅行会社トレンディ・ツーリズモ(関根いつ子社長)は、パラナピアカーバへの観光ツアーを14日に開催する。  パラナピアカーバは、19世紀にサンパウロ市・サントス間のコーヒー豆輸送で活躍した登山鉄道とともに栄えた「鉄道の町」。英国風の町並みから「イギリス村」とも呼ばれ、現在も鉄道技術に関する博物館を中心に、観光地として知られている ...

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日伯をつなぐ、知られざる名曲の数々(迷曲も)

 「鐘が鳴ります 耕地の鐘が ほのぼの明けた 空に鳴る」―ブラジル熟年クラブ連合会(上野美佐雄会長)の『第43回熟年クラブ芸能祭』が7月28日にサンパウロ市の静岡県人会館で開催され、数十年ぶりに合唱曲「幸せがいっぱい」(会田尚一作詩)が披露された。  それを聞いた、夫の仕事の関係でブラジル駐在3度目の中村八大の娘Aさん(匿名希望 ...

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■ひとマチ点描■ブラジルコーヒーで真剣勝負

ドリップコーヒーを淹れる石井さん

 「ご来場のお客様から、うちの店のコーヒーに『おいしい!』とお褒めの言葉をたくさんいただき、午前11時のスタートから6時間、ドリップコーヒーを休まずに淹れ続けられた喜びは大きかったです」  そんなメールを送ってきたのは、大阪・京橋でスペシャリティコーヒー専門の自家焙煎店「Doce Grão(ドッセグラオン)」(大阪府大阪市城東区 ...

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大城バネサ=歌手生活15周年で南米公演=充実した1年を振り返る=「もっと『長良川悲恋』歌いたい」

クリチバの日系農場のコーヒー豆も楽しめるカフェテリア。充実した1年を振り返る大城さん(岐阜県羽島市のカフェテリア・バネサで、1月17日)

 【岐阜県羽島発】アルゼンチン出身の日系歌手、大城バネサさん(37)が昨年、日本デビュー15周年を迎えた。現在、活動拠点としている岐阜県羽島市で1月17日に取材に応じ、南米3カ国公演や新曲発売など充実の1年を振り返った。  大城さんは亜国ブエノス・アイレス出身で、一世の父と二世の母はともに沖縄系。その影響で幼少期から沖縄民謡など ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(40)

 日が昇りはじめると、――正輝には長い長い時間だった――少しだけ楽になった。  コーヒー樹の何本かは霜を受けず、さくらんぼのように実が赤くなり、樹全体が美しい一色に染まっていた。けれども赤い実にまじってまだ収穫期できない青い実の樹もあった。もっとも、採集者には赤も緑も関係なかった。  各自が家からもってきた巾2メートル長さ4メー ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(39)

 もっとも、正輝はこれらの作業をほんの一日で覚えてしまった。保久原家の本格的なコーヒー畑の仕事はいよいよ明日から始まる。  カンカンと耳障りで、しつっこい鐘の音で起こされた。時計はなかったが、早朝であることはわかっていた。4時かそれとも5時か?、どっちにしても大差はない。まっ暗でいつもどおり寒かった。眠かったがどうしようもない。 ...

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《ブラジル》今年のコーヒー豆収穫量は史上最大=前年比37%アップの6000万袋

ブラジルの主要農作物であるコーヒーも、今年は豊作だった。(参考画像・Marcelo Camargo/Ag. Brasil)

 ブラジル国家配給公社(Conab)が18日、今年のブラジル国内のコーヒー収穫量が、史上最大の6165万袋(コーヒー豆は生産国で麻袋に詰められる。1袋に詰める量は60キロ)だったと発表した。  Conabは5990万袋の予測を立てていたが、それを2・9%上回った。

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(6)

 はじめに寄港するのはシンガポールで、船はずっと南西にむけて舵をとりつづけ、すでに出港から3週間が過ぎようとしていた。この貨物船の状態を少しでも耳にしていたら(あるいは日伯両政府は情報不足だったのかもしれないが)、若狭丸の航海中に起きたことに驚きはしなかっただろう。むしろ、問題が起きるのが遅かったことに驚いたはずだ。10年前、日 ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作=中田みちよ・古川恵子共訳=(4)

 自分が誇らしく思えた。つり合いがとれていた。西洋スタイルの晴れ着、そして、遠い西洋の輝かしき日…。  それは1918年7月17日、木曜日の朝、9時半過ぎのことだった。 「ディカ、セイコウ!(正輝! 急げ)」  新世界を頭のなかで描いていたやさき、ふだん使っていた沖縄弁の樽叔父の聞きなれた声で、現実によびもどされた。セイコウは家 ...

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