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大耳小耳

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2006年12月14日付け  九日に返還文書の署名式が行われた旧サントス日本語学校。長年の運動にひとまずの区切りがついたことになるが、老朽化した会館の改修費用、全面返還の実現など、これからまだ解決すべき問題は多い。ちなみに、署名に立ち会った国有財産局、企画省の担当者はそれぞれ、イタリア系、ドイツ系の子孫だという。六十三年前に敵性 ...

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2006年12月13日付け  サンパウロ州ポンペイア市にある西村農工学校。三年間の厳しい寄宿舎生活で規則も徹底されている。外出許可は月に一度。生徒らにとって恋人とのデートなど、それぞれが町に出て思い思いの時間を過ごせる貴重な時間だ。しかし、これも罰則点が三点溜まると、その月の外出は禁止になる。遅刻一回で一点の罰点。これで三点溜ま ...

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2006年12月12日付け  「理事会の委員会じゃあダメだ」。定期評議員会の途中、沈着冷静で知られる元サンパウロ州高等裁判事、渡部和夫評議員が珍しく吐き捨てるように言った。この一言が、今回の雰囲気を象徴している。もちろん理事らは懸命に仕事をしているが、「何かが足りない」とみんなが感じている。会議の中で文協ビル改修案には、最近では ...

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2006年12月9日付け  今年の日本語能力検定試験が三日、日本をふくむ世界四十八カ国で実施された。約五十三万人が受験。最多は中国では、前年比四六%増の約二十一万五千人が受験したと、日本のメディアが伝えている。二位以下の韓国(約九万三千)、米国(約二千八百)と比べてもけた違いの数だ。中国では日系企業の進出にともなって日本語人材の ...

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2006年12月8日付け  JICA青年ボランティアの日本語教師、松岡美幸さんの赴任先はパラナ州パルマス市。人口四万人ほどの小さな街で「映画館も無いようなところ」。そんな地で松岡さんは地元のバドミントンチームに所属し、週三回ほど汗を流す。話によればバドミントンを通して地元住民との交流も生まれ、寂しさも減ったとか。「そんな地方に赴 ...

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2006年12月7日付け  日本では国内で発行された出版物を一冊ずつ国会図書館に寄贈する仕組みがあるが、ブラジル日系社会にもこれがあてはまることがあまり知られていないようだ。コロニアで発行された記念誌などの出版物は、ブラジル日本移民史料館を通して日本に送られる。二冊のうち一冊を国会図書館に、一冊を史料館にという慣習は、以前国会図 ...

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2006年12月6日付け  アジェンシア・カマラ(議会通信)一日付けによれば、ブラジルとアルゼンチン両国政府は、短期滞在ビザもしくは観光ビザで滞在する双方の国民に、永住権を与えることに合意した。期限が切れていないビザのあるパスポートが必要だが、失効している場合は、一端、帰国して観光ビザで入国すればよい。一方、日本からブラジルへ来 ...

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2006年12月5日付け  先月二十四日夜、埼玉県東松山市内の県道でブラジル国籍の若者二人が乗った乗用車が大破、運転していた二十歳の男性が死亡する事故が起きた。車は高速度でカーブを曲がろうとして複数回スピン、ガードレールや踏み切りの遮断機に激突し、原型を留めていなかったという。定住者が増えるにつれ、日本でブラジル人が関わる交通事 ...

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2006年12月2日付け  ブラジル日本移民百周年記念協会の記録映像委員会で現在、16ミリ映写機を無償で貸し出し可能な人を探している。同委員会では、二〇〇八年の完成を目標に証言、祭典式典記録、移民の歴史(ドキュメンタリー形式)三編の製作を企画中。史料館には撮影記録されたフィルムが大量にあるが、映写機がないために内容が確認できない ...

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2006年12月1日付け  世界クラブ選手権で、訪日にノリノリなのはクラブだけじゃない。インテルのスポンサー、地元のバンリスル銀行も特別融資サービスを始めた。訪日する応援団用に一万二千レアルを融資するもので、同銀行に口座を持ってなくても可で、二十四回払い。問題は、もし優勝しなかったら、二年間も悲しい借金を払い続けなくてはならない ...

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