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東西南北

1月14日(水)

 やっと夏らしくなってきた。十一日正午、サントス市海岸の気温は三十四度に達した。同日は朝から晴れ上がり、寒暖計の気温はぐんぐん上昇した。そのためサントス海岸地帯に住む人々が多数、海岸へ向かい砂浜は日傘で埋まった。雨が連日続いたためか、サンパウロ市民の姿はあまり見られなかった。グアルジャー市のエンセアーダ海岸では二人が水死、一人が集中治療室(UTI)に運ばれた。
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 十一日未明、南大河州コルンバー市にあるエアータクシー『オコレーマ』社の航空機格納庫に四人組が侵入し、単発のセスナ機三機を盗んで逃亡した。警察によると四人組は同社の経営者の一人ルイース・カルヴァーリョさんが反抗したため、射殺した。遺体は同日朝、家族が発見し警察に届けた。目撃者二人が四人は西に向かって飛び去ったと証言していることから、警察はボリビアへ逃げたものとみている。
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 三十七歳の無職の男性が十一日未明、リオ市中央区レプブリカ公園でクジャクを殺したため同性愛好者たちに殴る、蹴る、石もぶつけられるなどの暴行を受けた。クジャクは同性愛好者のシンボルで、かわいがられていた。被害者は空腹のため、食べるためにクジャクを殺し、公園の鉄さくを乗り越えようとして右腕を矢先に引っかけてしまった。これを見た同性愛好者たちが、追っかけて来て暴力ざたとなった。
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 サンパウロ市は、十一月二十日の『黒人の日』を休日にする。この条例案は昨年十二月末に市議会を通過しており、このほどマルタ市長によって正式に認可された。労働党(PT)のクラウデッテサンパウロ市議は、『黒人の日』の重要性を理解してもらうことが目的と説明している。

 

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