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2006年10月6日付け

 百周年パレードに出場する団体がほぼ決まったようだ。十三団体、約三千人だという。カンポ・グランデを除く全ての出場団体がサンパウロから。ブラジル、日本両国民が祝う祭典としたい考えだが、現時点では日本からもブラジル非日系団体からの出場はなし。祭典委員会の田中洋典委員長は、「完全に締め切ったわけではない」とまだ出場希望団体を受け入れる姿勢を示している。エスコーラ・デ・サンバへの協力要請も行っていく考えだというが、当初予定していた出場人数の半数以下。「日本移民百年の歩み」を表現するのは、なかなか難しそうだが…。
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 「非常にいい感触」とサンパウロ市関係者と会合した田中洋典・百周年祭典委員長。大阪市への訪問団派遣、市立劇場の無料貸与や表彰者推薦など、具体的な協力姿勢を見せている。これからは協会内の受け入れ態勢や日本側との連絡が重要となってくるだろう。この勢いで、州、連邦政府からの協力も取り付けたいところ。統一選挙で誕生した日系四連議との連携も肝要だ。
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 連邦下議に当選したイイホシ氏。父親は熊本出身のコチア青年だ。同氏は、当選報告の際も「コチア関係の人たちにも応援してもらった」と謝意を表わしていた。松柏学園で学んだだけに、日本語も流暢。日本との橋渡し役に大きな期待がかかるところだ。ちなみに、恩師の松柏学園長、川村万倫子さんには当選の翌日、電話で報告したとか。

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