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東西南北

ニッケイ新聞 2009年11月11日付け

 8日のブラジル選手権のパルメイラス対フルミネンセ戦主審が、今年度の残り試合の審判からはずされた。パルメイラスのオビナがヘッドシュートを決めたのに、ファールだとしてゴールを無効にした事や、それ以前の試合での誤審の責任を問われたもの。相手選手に頭突きをかませたのに危険行為と扱わない、違反行為ではないのにペナルティを科すなどのミス連発では審判としての信頼を失っても仕方が無い。パルメイラスにとっては痛恨の1敗だが、運も勝負の一部。
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 サッカーの王ペレーが自作のサンバを披露。サンパウロの宣伝用で、サンパウロ市内の名所の数々を背景に、ペレーが歌い、踊ったビデオは、10日朝のテレビなどでも流れた。「自分の生涯の最も輝かしい瞬間の幾つかは、モルンビーやパカエンブーで刻まれた」と語るペレーを迎えた9日、サンパウロ州政庁にはサンパウロ州知事やサンパウロ市長に、最高裁長官まで集まった。知事は「ペレーと自分の歌の才能は、サッカーでの2人の違いと同じ位大きな差がある」と持ち上げることしきり。
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 労働相が9日、09年の正式雇用創出は10月までに100万人突破と発表。前年同期の208万人の約半分だが景気回復の徴だという。一方、労組間社会経済調査・統計所が10日、年末のボーナス支給による経済効果は国内総生産の2・8%に相当する850億レアルと試算発表。支給対象者数は6992万人とも報告された。
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 リオ滞在中のマドンナが9日に夕食をとったレストラン「寿司レブロン」では、結婚25周年を記念するためリオに来ていた夫婦も同席。思いがけない出来事に、「一生忘れられない特別な日になった」と大感激!

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