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東西南北

ニッケイ新聞 2011年3月1日付け

 リオ州選手権前半戦のグアラナバラ杯でフラメンゴが19回目の優勝を果たした。2月27日の対ボアヴィスタ戦で、後半26分に得点したのはロナウジーニョ。移籍以来、チャンスを作るもののぱっとせず、ファンから不満の声が出始めていた中、ファール後のペナルティをゴール右下に綺麗に決めた。蹴った途端に確信のガッツポーズが出、カーニバルを前にしたリオに、2万人の観衆の歓声が響き渡った。
     ◎
 オスカー賞受賞者が2月27日に発表され、リオ州ドゥッキ・デ・カシアスにあるグラマッショのゴミ捨て場で見つけた材料で芸術品を作るVik Muniz氏の社会プロジェクトを扱ったドキュメンタリー「Lixo Extraordinario(特別なごみ)」は落選。ゴミ回収者代表でロス入りしていたチオン・サントスさんはインタビューやブラジル領事館での昼食会などをこなして当日を待ったが、受賞は成らなかった。落選の瞬間、撮影現場脇の会場で賞の行方を見守っていた回収者達からは泣き声も起きたとか…。
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 2月27日のサンパウロ市を襲った雨は2時間余りで月間降水量の19%が降り、死者も出た。雨と停電でサンパウロ対パルメイラスの試合が遅れたモルンビー競技場では、観客席に溜まった水に飛び込み泳ぐファンの姿も。ペロラ・ネグラはカーニバルの山車にまた被害。

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