ホーム | 特集 | 新年特集号 | 2014年新年号 | サッカーW杯特別企画=こんなにあるぞ! 日本人向け宿=日本語通じる宿泊施設紹介

サッカーW杯特別企画=こんなにあるぞ! 日本人向け宿=日本語通じる宿泊施設紹介

新年号

 いよいよ新年6月にW杯が開催され、2年後にはリオ五輪も控えている。ブラジルの表玄関とも言えるサンパウロ州には、多くの日本人旅行者が訪れることは間違いない。サンパウロ市の県人会には、すでに宿泊地や受け入れ先の問い合わせが続々とあるという。そんな日本人観光客の心強い見方になるであろう「日本語が通じる」宿を、東洋街を中心に紹介する。なお米国の経済誌「フォーブス」による「ブラジルで最も影響力のある女性」の2位に堂々選ばれた青木智栄子社長率いる、南米中に展開するブルーツリーホテルズ(www.bluetree.com.br/jp/)は、あまりに有名なのでここでは省いている。日系社会があるゆえに初めての海外でも言葉の壁を感じずに何とかなる、そんな宿泊地の一端を訪ねてみた。(宿泊料金、客室数、環境などは13年12月現在のもの)。

赤坂ホテル

日本語の話せるスタッフが笑顔で迎えてくれる

日本語の話せるスタッフが笑顔で迎えてくれる

 メトロのリベルダーデ駅を降りて、すぐ目の前に広がる広場にある。もっとも判りやすい立地だ。1泊料金はシングル135レ、ダブル140レ、トリプル165レ。

 かつてあった朝食は改修工事の影響で、現在提供なし。残念ながら13年6月ごろの復活はない模様。50部屋中3分の2が利用中だった。
クレジットカード可(VISA、MASTER、その他要確認)。立地は抜群。愛知、岐阜で働いた過去を持つ2人が受付で応じてくれたほか、日系従業員も。

ホテル一成

外観「HOTEL ISEI」が目印

外観「HOTEL ISEI」が目印

 1泊あたり1人58レ、2人95レ、3人140レ。全42部屋中、9割が埋まった状態だ。台湾人オーナーのみ日本語が対応可。ただし基本的に平日昼間のみ、その時間帯でも私用で不在がある。グロリア通りに面しており、リベルダーデ駅から近い。表口の「ISEI」の看板はかなり目に留まるが、どこか裏口のような風貌。なんとなく薄暗い受付ロビーには本紙もあった。しかし、部屋は清潔に保たれている印象で、外見とのギャップが趣深い。費用対効果は良いとしてもインターネット不可は悔やまれる。朝食込み。

ペンション荒木

ペンション荒木

シングルベッドの客室

 ヨークシャテリアのレオくんが元気な声でお出迎え。二代目の荒木カズコ・ローザさん(二世)が切り盛りする。50年以上と伝統を誇るが「最近は日本からの旅行者はめっきり」とこぼす。かつては2棟あったが現在1棟のみ。1~4人部屋があり、個室は長期生活者が使用中で空き予定なし。女性用は3人部屋が確保されている。

 1泊75レだが、1週間で490レ、1カ月で510レと長期滞在者向けか。荒木さんによれば「1カ月分支払って、期間中自由に出入りするスタイルが多い」とか。収容人数は13人で、9人が滞在中。

 注意点はwifi使用料。1、2泊の短期宿泊者であれば無料だが、長期となれば1日7レ。時間も8時から0時まで。洗濯機はなく手洗いで。自由に飲めるコーヒーと、カズコさんの人柄に魅せられてついつい長居してしまう、そんな家庭的な雰囲気を持つペンションだ。

ペンション「ナミ」

案内してくれたクラウディオさん

案内してくれたクラウディオさん

 クラウディオさん(38、三世)によれば1泊50レで、1カ月なら450レ。2人、3人部屋があり、18人まで宿泊できるが全て埋まっている。日本人は5人、他は日系人で、当地で働く人ばかり。「1月までは一杯。2月もカーニバルで混み合うかも」という見通し。wifi、洗濯機の使用は無料というのはありがたい。

ニッケイパラセホテル

客室

客室

 リベルダーデ区から最後の宿泊地は「ニッケイパラセホテル」。東洋街では日系人唯一のホテル。開業30年を誇り、日本人旅行者にも広く親しまれてきた。シングル337レ、ダブル416レから。
日本語で案内をしてくれたのは、創業時から勤続するベテランスタッフの前田ますみさんだ。オペレーションマネージャーとして、ホテル運営を影で支えている。自身がフロントに立つことはないが、他のスタッフが日本語対応可で、深夜時間帯も業務上最低限の会話はできるという。

 朝食には日本食も用意され、バスタブ付きの部屋もある。会議室、イベントホールも兼ね備えており、日系人著書の出版記念サイン会も行われるなど日系社会とのつながりも深い。

 前田さん曰く「お客さんの半分以上が一世を含めた日系人」とのこと。邦字紙が置かれ、ロビーではNHKも見られる。

松原ホテル

立派な外観

立派な外観

 メトロのパライゾ駅から徒歩10分以内。フロントのみ日本語対応可。午後11時から午前6時ごろまでの深夜・早朝帯こそ不在となるが、スタッフの一人は13年間日本で生活した経験があるなど心強い。宿泊料金はシングル250レからだが、シーズンによって変動するた別表のサイトを参照のこと。

 アポなしでも快く取材に応じてくれる身軽さには好印象。寿司バー、スポーツジム、プール、ヨガなどの施設を兼備する。バスタブ付きの部屋もある。

 「日本のお客さんは多いが大半はビジネス目的」らしく、昨年末にはJリーグ横浜FCのFW三浦知良など、著名人も利用している。サンパウロ市のほかサンパウロ州東部カンポス・ド・ジョルダン、ブラジル北東部のアラゴアス州マセイオにも系列あり。

(*評価は個人的な見解によるもの。問合せは各宿泊施設へ直接どうぞ)
(宿泊料金、客室数、環境などは2013年12月現在のもの)

松原ホテル
住所 Rua Coronel Oscar Porto, 836, Paraíso タイプ 高級ホテル
電話 (11) 3561-5000 清潔感 ★★★★★
チェックイン 午後2時 日本語対応 ★★★★★
チェックアウト 午前12時 立地 ★★★☆☆
URL http://matsubarahotel.com.br/saopaulo/pt/ 費用対効果 ★★★☆☆
ニッケイパラセ
住所 Rua Galvão Bueno, 425, Liberdade タイプ 高級ホテル
電話 (11) 3207-8511 清潔感 ★★★★★
チェックイン 午後2時 日本語対応 ★★★★★
チェックアウト 午前12時 立地 ★★★★☆
URL http://www.nikkeypalacehotel.com.br/jp/ 費用対効果 ★★☆☆☆
赤坂ホテル
住所 Praça da Liberdade, 149, Liberdade タイプ 中級ホテル
電話 (11) 3207-1500 清潔感 ★★★★☆
チェックイン 午後1時 日本語対応 ★★★☆☆
チェックアウト 午前12時 立地 ★★★★★
URL http://www.akasakahotel.com.br/ 費用対効果 ★★★☆☆
ホテル一成
住所 Rua da Glória, 290, Liberdade タイプ エコノミー
電話 (11) 3208-6677 清潔感 ★★★★☆
チェックイン なし 日本語対応 ★★☆☆☆
チェックアウト 午前11時 立地 ★★★★☆
URL なし 費用対効果 ★★★★☆
ペンションナミ
住所 Rua São Joaquim, 201, Liberdade タイプ ペンション
電話 (11) 96555-1397 清潔感 ★★★☆☆
チェックイン なし 日本語対応 ★★★☆☆
チェックアウト 午後1時 立地 ★★★★☆
URL なし 費用対効果 ★★★☆☆
ペンション荒木
住所 Rua São Joaquim, 193, Liberdade タイプ ペンション
電話 (11) 3209-6384 清潔感 ★★☆☆☆
チェックイン なし 日本語対応 ★★★★☆
チェックアウト 午後2時 立地 ★★★★☆
URL なし 費用対効果 ★★☆☆☆
image_print

こちらの記事もどうぞ

  • イビラプエラ公園内の慰霊碑を訪ねた安倍夫妻2014年12月27日 コロニア10大ニュース  やはりなんといっても10年ぶりの首相来伯だろう。これを機会に様々な分野で交流が加速化しそうだ。来年の120周年、ジャパンハウスの着工、翌年のリオ五輪と続く今後のビッグイベントに伴う両国の関係強化を十分に期待させるニュースだった。そしてW杯。日本代表はリーグ戦敗退と残念な結 […]
  • 熊本県文化交流協会60周年祝う=54人の大型慶祝団迎え=田呂丸会長「留学生・研修生の存続を」2018年11月14日 熊本県文化交流協会60周年祝う=54人の大型慶祝団迎え=田呂丸会長「留学生・研修生の存続を」  ブラジル熊本県文化交流協会(田呂丸哲次会長)の創立60周年記念式典(小山田祥雄実行委員長)が、サンパウロ市の同会館で4日に開催され、母県からは小野泰輔副知事、森浩二県議会副議長、松田三郎県議、植松浩二熊本市副市長、田辺正信(まさのぶ)同市副議長らを始め、熊本日伯協会( […]
  • ニッケイ俳壇(912)=星野瞳 選2016年10月27日 ニッケイ俳壇(912)=星野瞳 選 アリアンサ  新津稚鴎信濃村のポルトガル人煙草干す鳩車に似て葦舟や湖は春アリアンサの鳳梨も供え念腹忌睦みつつ濁流越えて行きし蝶富士の絵の額の後に守宮棲む […]
  • カンデラリア聖母教会2014年6月12日 イトゥー市へ来てください=歴史や特色ある工業都市=奥地探検隊が拓いた町  サンパウロ市から北西に約100キロに位置する閑静な町イトゥー。W杯期間中、日本代表チームがキャンプ地として使用する同市は人口約16万人で、日系人も多いほか、日本企業7社が工場を構えるなど日本とのつながりが深い。また、同市と名前の響きが似ており、観光都市という点でも共通点が […]
  • 大耳小耳2014年3月28日 大耳小耳 ニッケイ新聞 2014年3月28日  川目武彦弁護士によれば「日本の弁護士は今ひっ迫している」。というのも、産業界の要請で法科大学を増やした所、弁護士の数が増えすぎたせいとか。そうでなくても外国人支援に踏みこむ人は少ないのだから、司法サービスから疎外されがちな在日ブラジル人を […]