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東西南北

 サンパウロ市におけるデング熱の罹患者は29日現在で6896人と1週間で891人増え、過去最高を更新しているが、そういう状況にもかかわらず、デング熱拡大防止のための作業を行なう市の職員らは28日からストを行なっている。サンパウロ市西部のジャグアレー、リオ・ペケーノはそれぞれ969人、493人と、市内で1、2位を争う高い発症例がある地区だが、両地区を含む西部5地区を担当するブタンタンの予防局もスト中で、保健局の発表当日も動物に対する狂犬病などの予防接種以外の対応は行なっていなかった。生活費も大切だが、市民の健康を忘れて欲しくはない。
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 都電(CPTM)の8号線と9号線の車両管理を行なっている職員が29日よりストに突入した。職員らは給与調整とキャリア・プランの変更を求めており、後者は聞き入れてもらったものの、前者に関して満足な回答が得られていないという。同職員らは8号線・9号線の電車15台分の管理を行なっている。線自体が止まったわけではなく電車の利用はできるが、車両事故の多いCPTMだけに、利用者としてはまさかのときに不安が残るところ。
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 世界各地を回り、4月21日からは国内を旅していたW杯のトロフィーがサンパウロ市に着き、29日に最後となる展示会(1日まで)が始まった。29日に東部のショッピング・メトロ・イタケラでトロフィーを受け取ったのは、70年大会優勝の立役者リベリーノ。コリンチャンスの生んだ英雄はトロフィーを嬉しそうに抱いたが「70年のトロフィーはもっと美しかったよ」とも語った。

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