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日本代表チームを支えたサポーターたち、を支えた現地日本人会の話@ナタル

0対0の引き分けという不完全燃焼の結果に終わったギリシャ戦、個人的には、訪れた日本人サポーターの数の多さには度肝を抜かれました。

開門直前のスタジアム北口ゲート付近は、プールの監視台のような椅子に座った監視員から「ギリシャのサポーターはどこ!?」との冗談が飛ぶほど、日本人サポーターで溢れていました。

中立地開催、距離で言えば最も遠くに位置するはずが、日本側ゴール裏の様子はさながらホームスタジアムのよう。

ゴール裏席の3割以上を大挙した応援団が占拠し、メインスタンド一階席も4割近くが青く染まりました。

これまでの取材で、領事館関係者によく聞いた話では、「ブラジルに来る日本人の正確な数のデータはどこにもないが、3、4千人は固いのでは」とのことでしたが、目算では5桁に届くほどのサポーターが来場していたようにも思います。
惜しくも勝利には至りませんでしたが、彼らの存在は間違いなく、日本チームに勇気を与えたはずです。

主将・長谷部誠の後援会メンバー40人も遥々来伯。
長谷部選手の中学時代の恩師にあたる滝本義三郎会長(中央)は「来られなかった会員の思いも背負ってきた」。

さて、遥々ブラジル、さらに最大都市サンパウロから約3000キロも離れたナタル市まで応援に駆け付けたサポーターたちの中には、個人でホテルや航空券を用意して、ツアーガイドに頼らない旅程を組む人もたくさんいました。

そんなサポーターを助けるべく、全くのボランティアとしてサポートに徹したのが、現地日本人会の方々です。メンバーは日系ブラジル人や土地を気に入って移住した日本人など。

日本人会の現地サポートは、レシフェでのコートジボワール戦の前、12日から始まりました。

空港に当番を置き、到着してロビーに出てくる日本人への声掛けです。

写真左が、メンバーの一人で日本人の中村恵美子さん。「ここでは、日本語を使う機会があまりなく、話せるだけでも楽しい。『助かった』という笑顔もみれるのが何より嬉しい」。
この日は予定を2時間以上オーバーして案内に務め、次々と降りてくる日本人のサポートに走り回っていました。その数実に40組以上。

タクシーのチケットはどこで買うのか、ホテルに行くにはどうすればよいのか、危険な地域はどこか、など知りたいことはたくさんあれど、日本語で発信される情報が極端に少ないナタル。
実際に声掛けのサポートを受けた日本人観戦客何人かに話を聞きましたが、6月1日から新しい空港が運用され始めたこともあり、情報を全く持たないまま「えいやっ」と来た人は多かったよう。
現地情報を日本語で直接聞ける、大変心強い存在となったようです。

ちなみに、大使館の出張所が空港内に設置されたのは17日から。比較的治安が良いとされるナタルに、早いうちから宿をとり、第一戦が行われるレシフェまで通ったサポーターも多かったことを踏まえれば、そのサポートが如何に貴重だったかがわかります。

そのレシフェへの送迎バス運行も、日本人会のサポートの一つ。
このバスには、記者も乗車させてもらいました。

ネット上で事前に希望者を募り、約40人の往復の足を確保しました。

通訳のためバスに同乗した日本人会の副会長、小林了さん(写真中央)によれば、基本的にバスの手配から交通局への申請(州を跨いだ移動のため)等は全て手弁当。当初は小林さんが携わるバン送迎会社の車を使う予定が、人数が増えたこともあって大型のバスを貸し切ったとのこと。
帰路で、契約したバス会社側の書類の不備による遅延はあったものの、無事全員をナタルの宿まで送り届けました。

 

19日の試合会場では、前回の投稿(https://www.nikkeyshimbun.jp/2014/140616-wcup-kansenki.html)でも書いた、日の丸手袋を配布し、親日雰囲気の醸成に貢献。

また、前述の中村さんによれば、18、19日の両日には、市内警察署に日ポ両語に堪能なメンバーが常駐し、被害に遭った日本人観光客が駆け込んできた時の通訳役を務めました。
しかも、19日に担当したメンバーは、日本戦の観戦チケットを購入していたにも関わらず、それを無効にしてまで「絶対に必要な仕事だから」と自らその役割を買って出てくれたとのこと。

どうしてここまでしてくれるのか??
取材の中で感じ取れたのは、「もっとナタルのことを、多くの人に知ってもらいたい」との彼ら思いでした。

世界的に見れば決してメジャーではなく、情報の発信量も少ない同地ですが、実際に来てみると、美しい自然を持ち、過ごしやすく快適な素晴らしいリゾート地を目の当たりに出来ました。
対日感情も良好で、多くの住人が日本代表を応援してくれるような土地です。

ナタルを訪れたサポーターの皆さんは、良いところ悪いところ含め、積極的に周囲にこの地の情報を発信することこそが、一つの恩返しになるのではないでしょうか。

少しでも「サポートを受けた」と感じているあなた、今すぐFBに写真のアップを!笑

早速記者も。果てしなく広がる空と海!

(酒井大二郎)

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One comment

  1. Queria dizer que vcs são motivo de muito orgulho!!
    A culturaa japonesa sempre engrandece onde quer que esteja,
    por sua conduta correta!!
    Foii muito lindo ver o povo recolhendo e deixando o estádio
    totalmente limpo!!!
    Omedotô!!! Arigatô !!