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ブラジルのコーヒー事情

 ブラジルといえばコーヒー! サッカーやサンバカーニバルと並び、ブラジルーと聞いて思い浮かぶもののひとつでしょう。私もブラジルに来て美味しいコーヒーにたくさん出会いました。サンパウロ中心地から1時間半程車で走ったところにある南米最大の港町サントスには、コーヒー博物館もあります。
 コーヒーが有名なブラジルで、ブラジル流コーヒーの楽しみ方に慣れるまでしばらく戸惑いました。最初は日本の喫茶店で出て来る様なサイズのコーヒーに、自分のさじ加減でミルクやお砂糖を入れて飲みたいと思っていました。ところが、ブラジルで普通に「café(コーヒー)」と注文すると、ちっちゃなエスプレッソが出て来ます。そして、「café com leite(カフェラテ)」と頼むと、エスプレッソサイズの小さなカップに入ったカフェラテが。日本で普通に出て来るコーヒーカップサイズのカフェラテを飲みたい場合は、「café com leite médio」または略して「médio」と注文します。ちなみに、そのサイズのブラックはあまり見かけず、どうやらエスプレッソが主流の様。
 カプチーノはいわゆる日本のコーヒーカップサイズで出て来るので、「médio」を知るまではカプチーノが置いてある数少ないお店ではカプチーノを頼んでました。ただブラジルでは、このカプチーノ、しばしばサプライズがあります。ふわふわのミルクフォームにシナモンがかかっているあの日本でもお馴染みのカプチーノが出て来る場合もあれば、町の軽食屋さんではココアの様な粉をお湯で割ったものをカプチーノだとしているところもあり、飲み進めると底に粉が大量に固まっていることが・・・! 
 さらに、こうした軽食屋さんでは、エスプレッソを頼むと、ガラスのコップに、すでに砂糖がたっぷり入ったコーヒーが3分の1ほど入って出て来ることもあり、日本人の私はビックリ!
 そんなこんなで紆余曲折を経て、今私が一番好きなのは、やはりブラジルの人々が一番良く飲んでいるcafezinho。そう! エスプレッソです。時には、cafe com leiteでミルク入り。でもサイズはエスプレッソサイズ。いずれもお砂糖をたくさん入れて。ブラジルでは炭酸水や小さなクッキーが添えてあることも多く、これまたお気に入り。コーヒーの好みもブラジル色に染まりつつあります。

プロフィール

竹内 香苗(たけうち かなえ)。愛知県出身のフリーアナウンサー。約10年間過ごしたTBSでは『はなまるマーケット』『朝ズバッ!』などに出演。夫のブラジル赴任に伴い12年に同局を退社し、ホリプロに所属。同年11月よりサンパウロ市に滞在している。

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