ホーム | コラム | 竹内香苗のブラジルだより | 各国文化を楽しめる移民祭

各国文化を楽しめる移民祭

 Museu da Imigração(移民博物館)で開催された「19º Festa do Imigramte(第19回移民祭)」に行って来ました! この移民博物館は、19世紀の終わりから20世紀にかけて、世界中からやって来た移民の一時滞在施設でした。移民たちは、南米最大の港であるサントス港から列車でこの滞在施設に来て、登録手続きや荷物の検疫を行っていたそうです。
 現在は博物館となり、税関の検査室だった場所、住居などが再現され、一般公開されています。週末には、サントス港からの移民の輸送に実際に使用されていた列車や蒸気機関車が運行していたり、当時の服装で記念撮影をすることが出来ます。
 こちらの移民博物館では毎年移民祭が行われていて、今回は19回目。私は今年初めて訪れました。

移民博物館の入口

移民博物館の入口

 このお祭りでは、ドイツ、ベルギー、コンゴ、韓国、クロアチア、エジプト、ギリシャ、インド、日本、レバノン、リトアニア、モザンビーク、ポーランド、ポルトガル、ロシアなど40ヶ国の料理、ダンス、音楽、民芸品を楽しむことが出来ます。
 まずは各国料理の屋台。

屋台の数々

屋台の数々

 

 


 私は、息子を連れていたので、片手で気軽に食べ歩けるドイツのソーセージ串や、イギリスのマカロンをつまみながらお散歩。
 そして、メインステージでは、ダンスや音楽。

メインステージ

メインステージ

 

 

 


 私が居た時は、ウクライナとボリビア、オーストリアのフォークダンスのステージで、大勢の人がリズムに乗って楽しんでいました。

ダンサーの方々と

ダンサーの方々と

 

 

 

 

 


 ダンサーの方々と私も記念にパチリ!
 雨がしとしと降る寒い日でしたが、行って良かった!さまざまな国の人が移住し、人種混合が進んだブラジル。その度量の大きさを改めて感じた日でした。

 

 

 

 

プロフィール

竹内 香苗(たけうち かなえ)。愛知県出身のフリーアナウンサー。約10年間過ごしたTBSでは『はなまるマーケット』『朝ズバッ!』などに出演。夫のブラジル赴任に伴い12年に同局を退社し、ホリプロに所属。同年11月よりサンパウロ市に滞在している。

image_print