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独特の雰囲気!東洋人街リベルダーデ

 サンパウロには「Liberdade(リベルダージ)」という名の、日系人、日本人にとって特別な場所があります。
 1908年に第一回移住船笠戸丸がサントス港に入港して以来、多くの日本人がブラジルにやって来ました。その後、第二次世界大戦頃から、このリベルダージ地区には日本人街が形成されて来たそうです。
 リベルダージに足を踏み入れると、独特の町並みが広がります。メインストリートには鳥居があり、大阪橋と呼ばれる橋もあります。そして提灯の様な街灯があちらこちらに見えます。日本食材スーパーマーケットに、ラーメン店、居酒屋といった日本のお店が軒を連ねます。(ニッケイ新聞本社も!)
 かつては「日本人街」と呼ばれ日本人が多く集う場所でしたが、その後韓国人中国人の移民も増えてそうした店舗も増えたことから、今では「東洋人街」と呼ばれる様になりました。
 私も初めてリベルダージを訪れた時は、日本人の多い「日本人街」をイメージしていたら、確かに「東洋人街」という名の通り、日本、中国、韓国、ブラジルが混在している様ななんとも独特の雰囲気に驚きました。
 それでも、七夕祭りなど大きな日本のお祭りが行われたり、各県人会など日系社会を支える主要団体やブラジル日本移民史料館などがあり、日系人、日本人にとって大切な場所として根付いているのだと感じます。
 W杯の際、リベルダージで行われたパブリックビューイングについて日本でご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 リベルダージは、ブラジルの人々にもとても親しまれています。毎週末には、天ぷらや餃子、焼きそばなどの屋台が所狭しと並びますが、ほとんどがブラジルの人々で大賑わいの大混雑! これには驚きました。さらに日本食材店のレジは長蛇の列! ブラジル人もたくさん並んでいるのです。みなさん日本のお菓子や、お寿司の材料、インスタントラーメンなどを手に。私としては、日本食に親しんでもらえるのは嬉しい様な、大行列でもどかしい様な複雑な心境です。

プロフィール

竹内 香苗(たけうち かなえ)。愛知県出身のフリーアナウンサー。約10年間過ごしたTBSでは『はなまるマーケット』『朝ズバッ!』などに出演。夫のブラジル赴任に伴い12年に同局を退社し、ホリプロに所属。同年11月よりサンパウロ市に滞在している。

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