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東西南北

 日本時間の7月31日、ネイマールが日本の寝具メーカー、西川との広告契約を結ぶために訪日した。既に日本でも人気のネイマールとあり、成田空港にも情報を聞きつけた700人のファンが殺到した。ネイマールはその後に開かれた公開記者会見に、「禰偉丸」と漢字の当て字で自身の名前が書かれた青い着物を着て登場。その席で「(W杯準々決勝で骨折した)第3腰椎は少しずつ良くなっている」「18日の試合から復帰したい」などと語った。奇しくも1日は日本の安倍首相が来伯し、ジーコやセレソン新監督のドゥンガと面会。同首相は両者を前にサッカーボールを抱えながらご満悦だった。
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 サンパウロ州地裁は7月30日、2人の青年に運行中の電車から飛び降りることを強要し、1人が死亡、1人に右腕を失う重傷を負わせた罪で、ダニーロ・ジメネス・ラモス被告に26年8カ月25日の実刑判決を言い渡した。これは2003年12月、CPTM11号線のブラス・クーバス駅で同被告ともう2人の実行犯がパンクバンドのTシャツを着た青年にからみつき、飛び降りを強要させたもの。残りの2人の実行犯は、それぞれ24年半と31年の実刑判決をすでに受けている。
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 7月31日、クルトゥーラ局でのスポーツニュースでコリンチャンスの練習場からの中継を生放送中、平服軍警が犯罪者に発砲する姿が映し出された。これは中継レポーターが話している背後で起きた映像で、撃たれたのは軍警から逃げていた23歳の強盗の青年だった。被弾した青年は、死は免れたものの、入院中だ。

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