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東西南北

 労働者党(PT)がジウマ大統領の選挙CMの中で、対抗馬のマリーナ・シウヴァ氏を、1961年に大統領を8カ月で辞任したジャニオ・クアドロス氏や92年に大統領罷免となったフェルナンド・コーロル氏と比較する作戦を取り、話題を呼んでいる。PTとしては台頭著しいマリーナ氏に激しい攻撃を仕掛けたつもりだったが、マリーナ氏はこれに対し、「私は市会議員、州議員、上院議員をつとめてきた。私が仮にジャニオ氏などとの比較をするとしたら、議員経験のないまま大統領になった人と比較するだろう」と返した。皮肉にもジウマ氏には、これまで議員になった経験が一度もない。
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 3日付本紙でも報じたゴイアス州で強盗殺人の容疑で逮捕されたカドゥ容疑者に対し、パラナ州地裁のテルマ・アパレシーダ・アウヴェス判事は「私の判断は間違っていない」と語った。同判事は、2010年に風刺漫画家親子を殺害した同容疑者に対し、統合失調症を理由に刑事責任を問わない判決を下し、昨年は病院からの退院も許可した。同判事は、カドゥ容疑者は月に1度の精神鑑定を受け、労働も行なうなど、順調に回復していたと強調している。
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 リカルド・ガレカ監督解任に伴うパルメイラスの新監督に、ドリヴァル・ジュニオール氏(52)が正式に就任することが決まった。同氏は1989~92年に同チームの選手としてプレーし、チームの歴史的名選手ドゥドゥの甥としても知られている。監督としても、ネイマールとガンソを擁していた2010年のサントスの監督などもつとめている。

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