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東西南北

 6月30日付アゴラ紙によると、サンパウロ市東部の七つの保育園が突如閉園に追い込まれたという。対象になったのはサンミゲル・パウリスタやイタケーラ、シダーデ・リーデルといった地区にある保育園で、非政府団体のブラジル・ソシアルが運営していたが、市の監査で同団体の会計に違反が見つかり、市からの援助が認められなくなったという。同団体に所属する教員は、5月分の給与の支払いを受けていないともいう。そうした話を聞かされてさえいなかった計891人の園児の親たちは怒り心頭で、保育園の閉園に反対するデモを行っている。早期解決を願うばかりだ。
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 サンパウロ市セントロにあり、市民にもおなじみの市立劇場が現在スキャンダルに揺れている。それは同劇場の運営に関わるブラジル文化運営協会(IBGC)の違反契約に関するもので、2013年以来、1500万レアル相当の不正な金の動きが発覚したという。サンパウロ市議会の議会調査委員会が6月29日にIBGCや劇場の運営者を召喚し、事情説明を求めたところ、この不正にはサンパウロ市交響楽団の指揮者も絡んでいるとか。どこの世界でも、こういう話が多すぎる。
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 6月29日のサッカー全国選手権、サンパウロFCは本拠地モルンビでの対フルミネンセ戦に2―1で勝利したが、この試合の終盤に司令塔のガンソが負傷。試合後の診断の結果、右足が肉離れを起こしていることが判明し、来週からのリベルタドーレス杯準決勝2試合には出場できないことになった。「悲運の天才プレーヤー」はまたしても怪我に泣かされるのか。

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