ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 来年からのドリア新市制下で保健局長をつとめる予定のウィルソン・ポラーラ氏は12日、「サンパウロ市で待たれている医療の行列は3月までに終わる」と言い切った。13日付アゴラ紙によると、現在、サンパウロ市では順番待ちの医療検査が41万6556件もあり、それを達成するためには市全体で1日に93の検査を実行しなければならない。ポラーラ氏によると、「1月2日からサンパウロ市の50の医療機関で20時から翌朝8時までの夜間医療がはじまるので、それが可能だ」という。その夜間医療で、なんらかの問題が生じそうな気もしないではないが、市民としてはその自信に期待したいところだが。
     ◎
 現在、サッカーのクラブW杯が日本で開催されている。今年はブラジルからの出場チームはないが、リベルタドーレス杯を制して南米代表になったコロンビアのアトレチコ・ナシオナルが準決勝に進んでいる。同チームは、あのシャペコエンセがスル・アメリカーナ杯の決勝で戦う相手だったチーム。シャペコの件で温かい真心をファン共々見せてくれたチームだけに応援したいところ。その準決勝の相手は日本の鹿島アントラーズで、試合は日本時間の14日夜に行われる。
     ◎
 パラナ州カンポス・ジェライスの監獄で珍事件が起きた。11日、囚人のひとりが脱獄を狙い、監守が所有していた牢獄の鍵を口から飲み込んだのだ。結果的に、10人の囚人で試みていた脱獄は鍵がなくて失敗し、鍵を飲んだ囚人本人は体調を壊し、治療中。彼の胸のレントゲンには背骨の近くに鍵の姿がクッキリ。取り出すには手術が必要とか。「胃の中に隠した」つもりらしいが、隠す場所を間違えた?!

image_print