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文協会長選、呉屋氏続投か=「やり足りないことある」=4月、対抗シャッパなし?

「今月中には出馬するか決めたい」と話した呉屋会長

「今月中には出馬するか決めたい」と話した呉屋会長

 女性初の文協会長就任から、早2年がたとうとしている。呉屋春美氏を会長とする文協は今年4月、役員選挙を控える。対抗シャッパを出すグループはあるのか。そうであれば先立って行なわれる評議員選挙で、多くの支持者を確保したいところだが、今のところ動きは鈍い。また呉屋会長自身も出馬するかどうか、明言は避けている。

 呉屋体制で「何かが新しく始まった」という声明はとくに聞かない。「何かが変わった」という話も聞こえてこない。文協地下の改修プロジェクトは資金が足りないし、国士舘プロジェクトにも大きな動きはない。
 15年12月には文協50周年が行なわれたが式典中心。中島工務店(本社・岐阜)が自費で請け負った日本館の修復作業が15年末に終わり、昨年1月に再オープンしてブラジル社会で話題に。だが同工務店に負う部分が多かった。
 15年には日伯外交120周年が祝われたが、日伯両政府が主役であり、文協は脇役だった。
 一方、今年4月の文協会長選挙(理事会シャッパ)の前には、まず2017―21年度の評議員を選ぶ選挙が3月にある。会員が直接に選べるのは、この評議員だけ。正規50人と補欠25人を選出するに当たり、事務局は立候補用紙を会員に送付した。来月10日まで立候補者を受け付ける。
 評議員選挙の実施は3月25日の第56回定期総会で、投開票は同日に行なわれる。対抗シャッパが出るなら、この時点で評議員の過半数を抑えておく必要がある。
 3月末には理事会シャッパ(=連記名簿、理事会10人、評議員会7人、監査6人)の受付を開始する。今のところ対抗シャッパが出る可能性は低い。2年前には、シャッパ提出が締め切られた時点で体制シャッパしかなく、選挙を待たずにその時点で事実上、新会長が決まった。
 今回のシャッパ提出締め切りは4月13日。29日に理事会シャッパ選挙を行なう評議員会を行なう。その選挙で投票できるのは、2年前に選ばれた15―19年度の評議員50人と、今回新たに選出される50人、歴代会長のみ。
 17―19年度の文協会長は、移民110周年のかじ取り役として大きな責任を持つ。
 呉屋氏の続投が濃厚のようだが、本人はまだ進退を明らかにしていない。内部からも「一期(2年)だけでは成果がでない」などと続投を推す声もチラホラ。
 本紙取材に、呉屋会長は「今月中には出馬するか決めたい」と態度を保留した。これまでの任期2年に関して「一生懸命取り組んだが、まだやり足りないことがあると感じる」とし、継続への気持ちをにじませた。

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