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「日本移民の日」を祝して=在ブラジル特命全権大使 佐藤 悟

佐藤大使

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 「日本人移住の日」を迎えるに当たり、皆様に心よりお祝いを申し上げます。
 最初の日本人移住者を乗せた笠戸丸がサントス港に到着した原点の日、6月18日を迎える度に、日本人移住の苦闘の歴史に想いを馳せざるを得ません。初期の移住者の方々が筆舌に尽くせない艱難辛苦を乗り越えてブラジル社会に確かな足場を築くとともに、後に続く世代の方々が日本の文化や伝統を継承しつつ勉学や仕事に大いに励み、ブラジル社会のあらゆる分野に進出し、ブラジルの発展に大きく貢献して来られました。ここに、改めて深甚なる敬意を表します。
 ブラジルは世界で最も親日的な国であり、また、日本にとって最も重要なパートナー国の一つです。これまでの日本人移住者と日系人の皆様の活躍によって培われた、ブラジルにおける日本及び日本人に対する高い評価と信頼は、日本人全体にとっての誇りであり、また、我が国がブラジルとの協力関係を促進する上で貴重な資産です。
 このような観点から、日本政府は、本年5月、岸田外務大臣に提出された「中南米日系社会との連携に関する有識者懇談会」の提言を踏まえ、日系社会との連携をより一層強化してまいります。
 今年4月末にジャパン・ハウス・サンパウロが世界に先駆けてオープンしました。開所式に、麻生副総理に加え、テメル大統領、ヌネス外相、アルキミン州知事、ドリア市長をはじめ多くの伯側要人が参加したことは、日本に対する大きな期待と関心の表れだと思います。今後、ジャパン・ハウスが日本の現代の姿や多様な魅力を発信する拠点として発展していくよう、日系社会の皆様のご支援とご協力をお願い致します。
 いよいよ明年は、日本人移住110周年を迎えます。若い世代や多くの人々の参加を得て、日系社会の一層の発展と日伯関係の更なる進展に繋がる機会となることを心より期待しています。
 最後に、日本人移住者と日系人の皆様の益々のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。

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