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 G20でも空元気とも思える前向きさを見せているテメル大統領。その一方で、自身の告発での下院での判断の雲行きはさっぱり見えず、ついには「マイア議長、大統領代行待望論」なるものまでささやかれる始末。ジウマ大統領が正式に罷免されてまだ1年もたたないのに、今度は大統領の職責継承権2位の下院議長にまで、国政の責任者としてのチャンスが回ってくるかもしれない事態になろうとは。伯国の政界スキャンダルはかねてから、人気テレビ・ドラマの「ハウス・オブ・カード」に喩えられてきたが、今や、同じ人気ドラマでも、ファンタジー戦国合戦の「ゲーム・オブ・スローンズ」に近くなって来たか。
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 7日の現地紙の話題を独占した写真は、労働者党政権と現政権の重要閣僚を務め、テメル大統領の右腕的存在でもあったジェデル・ヴィエイラ・リマ氏が丸刈りにされた上、逮捕継続を宣言されて涙ぐむ姿だった。この逮捕後の丸刈りは元リオ州知事のセルジオ・カブラル被告や元伯国一の大富豪のエイケ・バチスタ氏にも施されたが、先日釈放された「カバンの男」ことロドリゴ・ロシャ・ロウレス氏は拒んだことで注目された。次に頭を丸めるのは誰?
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 ロジェリオ・セニ監督解任後、結局は、前サントスのドリヴァル・ジュニオール監督を迎えたサンパウロFC。全国選手権での同チームは明日、敵地でのサントスとのクラシコ(伝統カード)を戦う。だが、就任からあまりに急ということもあり、新監督は明日はベンチ入りせず。サンパウロとしては早く降格圏内から抜け出したいところだ。

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