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移民110周年=聖市が東洋街活性化に意欲=「リベルダーデ広場/日本」へ=日本政府や日系企業巻込み

会合には山田駐伯大使も出席した

会合には山田駐伯大使も出席した

 【既報関連】日本移民110周年における官民共同事業に向け、サンパウロ市のジョアン・ドリア市長をはじめ市行政関係者と主要日系団体代表者による「第2回会合」が14日、市長執務室で開催された。同市長は、移民110周年委員会のほか、東洋街活性化委員会の設立を新たに発表。年明け以降、各委員会において、具体的な審議が進められる見通しだ。

 11月17日の第一回会合を受け、主な進出企業代表者や日系社会の文化人も招聘されて行われた今会合。直前には、同市長らと山田彰駐伯大使、野口泰在聖総領事との間で会談が行われ、(1)二国間でのビジネスの発展、(2)日本移民110周年、(3)市内において日系団体による遺産建設の可能性の3点について検討された。
 (2)については、日本移民110周年記念祭典委員会の菊地義治実行委員長が、その概略について説明。年明け開催の新年祝賀会の招待状を同市長に手渡した。
 同市長は、前回議題に上がっていた郵便局の記念切手発行について、正式に承認されたことを発表。「08年に日本移民百周年を大々的に祝したように、日伯両国だけでなく国際的に際立つ行事となることを期待している」と強調した。
 日本館運営委員会の大田レオ委員長が、日本移民110周年構想としてイビラプエラ公園内にある同館の活性化策について紹介した。畔に面した敷地内に、日本食レストランと講演会やセミナーなどその他のイベントを開催する多目的スペースを完備した設備を建設する計画だ。日伯の歴史をテーマとして両国のアーティストによるミュージカルを開催するという。
 日本館だけでなく、18年7月21日に記念式典が開催される県連日本祭りの会場内でもその公演が行われる予定だ。
 (3)については、同市長は「他の民族共同体が既に行ってきたように、市の活性化に寄与する遺産を残すことができないか」と語り、種々の課題を抱える東洋街の活性化について言及した。
 「どうしたら日本政府からの支援を受けて、日系企業が聖市と協力しながら東洋街の活性化を進められるか」との方向性を示した。
 東洋街活性化に関して新たに委員会を発足させることを発表。1月8日に第一回会合が設定され、遺産という観点から、東洋街活性化において必要とされる様々な事項について、検討が進められる予定だ。
 最後に、リベルダーデ商工会議所が中心となって聖市議会に提出していたリベルダーデ広場を「プラッサ・ダ・リベルダーデ/ジャポン」に改名に関する法案が、市議会で承認されたことを林ロドリゴ・ゴウラルト市議が報告。それを受け、ドリア市長は、承認に好意的な姿勢を示した。


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 今会合の場では言及されなかったが、前回ドリア市長から提案された日伯友好親善の象徴となるモニュメントについて、「COW PARADE(牛の行進)」を参考に、様々な日本の模様をほどこした鶴の彫刻がイメージ像としてスクリーン上で紹介されていた。日本移民110周年記念行事を見ると、その殆どは毎年開催している行事が中心。伯社会向けに移民110周年をアピールするような広く開かれた行事は少ないよう。市内各地へのモニュメントも一つの案だが、パウリスタ大通りでの日本移民パレードなど、聖市の支援なくしてはできない行事を積極的に企画し、委員会で提案してみては?!

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