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《ブラジル北東部》フォルタレーザ=大量殺人事件で14人死亡=犯罪組織同士の抗争か?

事件現場カジャゼイラス地区で捜査に当たる警察の車両(Divulgação/Sinpol/CE)

事件現場カジャゼイラス地区で捜査に当たる警察の車両(Divulgação/Sinpol/CE)

 27日未明、ブラジル北東部セアラー州都フォルタレーザ市のカジャゼイラス地区で、大量殺人事件が起きて14人が死亡、18人が負傷した。その2日後の29日にはフォルタレーザ市から125キロ離れた同州イタパジェー市の刑務所で囚人の喧嘩が発生し、10人が死亡したと28、29日付現地各紙・サイトが報じた。
 27日の事件では、カジャゼイラス地区のフォロークラブで行われていたパーティーに、3台の車で乗りつけた武装集団が押し入り、その場にいた人々に向けて次々と発砲した。
 死亡者の内8人が女性で、6人が男性。亡くなった女性の中には2人の未成年者も含まれていた。負傷者18人は命に別状はなく、29日昼の時点では13人が既に退院している。この事件は同州としては最大規模の大量殺人事件だ。
 翌日には容疑者の1人が拘束され、隠し持っていたライフルも押収された。犯罪組織同士の抗争が絡んでいると警察は見ており、さらに5人の容疑者を特定した。
 リオ州に本拠を置き、セアラー州の薬物取引にも関わっている、犯罪組織コマンド・ヴェルメーリョが、そのパーティーを主催していた。この事件はコマンド・ヴェルメーリョと敵対関係にある犯罪組織、州守備部隊(GDE)が起こしたとの非公式情報もある。
 セアラー州の裏社会はコマンド・ヴェルメーリョ、GDEと、州都第一コマンド(PCC)に3分され、PCCとGDEが同盟を結んで、コマンド・ヴェルメーリョに対抗している。
 17年の同州での殺人事件による犠牲者の数は16年の3407人から1・5倍増の5143人を記録した。殺人の増加が激しいのはフォルタレーザ市とその周辺都市圏で、16年の1007人から17年の1978人へと倍増した。
 カミーロ・サンターナ州知事(労働者党・PT)は、この犯罪は「極めて野蛮で、全く受け入れられない」とした。「治安当局が非力なのでは?」と問われたアンドレ・コスタ同州保安局長は、「これは昨年からの事件と連続性はなく、あくまで単発的に発生したもの。当局が犯罪組織を制御できていないわけではない」と語った。
 また警察は、29日の刑務所内での事件と、27日の虐殺事件の関連性についても調べている。

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