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《ブラジル》セアラー州=PCC幹部らの死体発見=連警と治安維持部隊を派遣

トルクアット・ジャルジン法相(Isaac Amorim/MJSP)

トルクアット・ジャルジン法相(Isaac Amorim/MJSP)

 セアラー州アキラスの先住民居住区で18日、聖州に本拠を置く麻薬密売組織、州都第一コマンド(PCC)の幹部2人の死体が見つかり、テメル大統領が同日、連警26人と国家治安維持部隊(フォルサ・ナシオナル・デ・セグランサ、FN)10人からなる特別支援班を派遣したと19日付現地紙が報じた。
 死体で見つかったPCC幹部は、司法当局から逃亡中とみなされ、ボリビアやパラグアイで武器や資金調達を担当していた、ロジェリオ・ジェレミアス・デ・シモネ(通称ジェジェ・ド・マンゲ)とファビアノ・アウヴェス・デ・ソウザ(通称ペッカ)だ。
 現場周辺では前日、低空飛行するヘリコプターが目撃されており、その後に連続する銃声が聞かれている。遺族達は、PCC幹部ら殺害は、二人の警備を行っていた人物によるものと見ている。
 サンパウロ州内陸部プレジデンテ・プルデンテの組織犯罪対策特別班(Gaeco)によると、ジェジェ殺害は、昨年12月にプレシデンテ・ヴェンセスラウ刑務所で起きたPCCの別の幹部殺害に対する報復の可能性があるという。
 また、ジェジェはPCCの中では数少ない、刑務所外にいる幹部の首領格で、刑務所に収監中の他の幹部が持った事がないほど大きな権力を持つようになっていたため、服役中のマルコ・カマッショ(通称マルコラ)の命で、消された可能性もあるという。
 PCC絡みの捜査を担当するベテランの捜査官は、ジェジェ達は国外にいたが、何者かによってセアラー州まで連れて行かれ、殺されたと見ている。また、刑務所外のPCCの取りまとめ役は、やはりパラグアイにおり、マルコラの右腕的存在のジウベルト・ドス・サントス(通称エウミーニョ)になる見込みだという。
 ブラジル北東部では、リオ州に本拠を置くコマンド・ヴェルメーリョ(CV)とPCC、同地方の麻薬犯罪組織の3者間での勢力争いが激化している。また、セアラー州フォルタレーザ市では1月27日未明にも、カジャゼイラス区で開かれたフェスタで男女14人が殺害される事件が起きたばかりでもあり、今回の特別支援班派遣となった。
 トルクアット・ジャルジン法相は18日夜、セアラー州への特別支援班派遣にあたり、今回の派遣は国による同州の治安の直接統治は意味しないと明言した。

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