ドリアという男は野心家だとつくづく感じる。現サンパウロ市長のジョアン・ドリア氏(PSDB)のことだ。昨年末から日系社会代表と110周年事業に関する会議を行い、「市長と4回も会議をやって何の具体的な事業の提案もしてこないのか」と嘆き、「貴方たちはジャポネースじゃないみたいだ」と切って捨てた。
さらにイタリア系コミュニティは400万レアルもお金を集めて子孫の名前が着いた広場を改修したのに、日系社会はリベルダーデ広場改修という市長のアイデアを具体化できないことに怒って、「あなた達はコムニダーデじゃなくて、ディスコンチヌイダーデ(不連続)だ」と言い放った。サンパウロ市誕生400周年祭で日本館を建設して市に寄贈するなど、過去に立派なことをやって来た日系コロニアの有り方が継続していないことを、わざわざ韻を踏む表現で揶揄したと、会議に立ち会った関係者から聞いた。
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