労働社党(PT)が1日、4州でのブラジル社会党(PSB)支援と引き換えに、PSBから大統領選では中立を保つとの約束をとりつけた。これは、世論調査で上位につけているシロ・ゴメス氏(PDT)から連立政党を奪い、孤立させるための作戦であると2日付現地紙が報じている。
大統領選の世論調査での支持率1位は現在服役中のルーラ氏だが、彼が出馬できない場合に支持者が代替票を投じうる最大候補として注目されているのがシロ氏だ。そのことは、PT内部からでさえ「PTからシロ氏の副候補を出して連立を」という声があがっていたことからもうかがえる。