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レジストロ=中津川姉妹都市38周年=友好の絆深め再会誓う=杉本会長「20年は岐阜へ」

挨拶する青山市長

挨拶する青山市長

 レジストロ中津川姉妹都市協会(高橋邦彦会長)が主催する姉妹都市提携38周年、レジストロ日本人入植105周年、日本移民110周年を祝う式典が20日晩、レジストロ文協会館で行われ、約130人が盛大にお祝いした。首都からはサムエル・モレイラ連邦下議、岐阜県中津川市から青山節児市長や中津川姉妹都市友好推進協会の杉本潤会長(訪問団団長)ら17人の公式訪問団、聖市からも岐阜県人会慶祝団13人が参加した。

岐阜県人会一行(中央が長屋会長)と青山市長(右から2人目)、左が山村連合会会長

岐阜県人会一行(中央が長屋会長)と青山市長(右から2人目)、左が山村連合会会長

 冒頭、レジストロのジルソン・ファンチン市長は「3年前に私が中津川で歓迎して頂いた感激を、今回日本から来られた皆さんにも感じてほしい。この機会にさらに友好が深まりますように」と挨拶した。
 マルセロ・コメロン市議会議長も「何度もご訪問下さい」と歓迎の言葉をのべたのに対し、大堀寿延(としのぶ)中津川市議会議長も「大変な歓迎で感動している。38年かけて育ててきた友好関係を末永く続けたい」と返した。
 大堀議長ら2人にレジストロ市議会から名誉市民章が贈られ、青山市長から山村純子さんと柳生てるえゑさんに特別名誉市民証が伝達された。中津川市を紹介するビデオが上映された後、青山市長から郷土が誇る画家・笠木茂さんの絵画がファンチン市長に贈られるなど記念品を交換した。
 主催の高橋会長は「38年間に25万ドル分の援助を主に医療分野に頂き、本当に感謝。おかげで市民が助かっている」と感謝し、中津川の杉本会長も「東京五輪が行われる2020年には中津川にたくさん来てほしい。2027年には時速500キロのリニア新幹線駅ができ、地域の活性化と国際化への期待が膨らんでいる。もっとこのような交流を深化させていきたい」と語った。
 青山市長は「市民を主体とした交流が着実に根付き、受け継がれている。2020年の再会を期待しています」と呼びかけ、モレイラ連邦下議は今回の選挙で再選されたことを感謝した上で、「我々は日本移民から礼儀正しさ、倫理や道徳などを学んだ。人種差別や民族問題が世界で多発する中、このような日伯関係や交流は世界への模範だ」と力説した。

清丸米子さん

清丸米子さん

 地元来場者の清丸米子さん(せいまるよねこ、85、レジストロ生まれ)は「私は姉妹都市提携後、81年に最初の交流団23人の一人として中津川を訪問した。うち存命なのは7人だけ。今思い出しても素晴らしい歓迎で、心から感謝している。三世、四世の世代になってもこの関係を続けてほしい」とほほ笑んだ。
 聖市から出席した岐阜県人会の長屋充良(ながやみつよし)会長も「38年の長きにわたって良好な交流を継続してきたのは、関係者の努力のたまもの。提携の発端を作った県人会としても心からその御尽力に感謝、祝福したい。さらなるご発展を」とエールを送った。


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 レジストロ中津川姉妹都市提携38周年の式典は、午後6時開始予定だったが、始まったのはほぼ7時。どうやら通訳が突然来れなくなり、ドタバタしているうちに遅れた模様。急きょ、ヴァーレ・ド・リベイラ日系団体連合会の山村敏明会長が臨時通訳を務めるなどして何とか乗り切る一幕も。記者らは中津川使節団と同じホテルに宿泊した関係で、翌朝、たまたま朝食時に再度顔を合わせた。まもなくレジストロ市長らが平服で姿を現し、仲良く朝食ミーティングを始めた。昨晩の式典開始の遅れを気にする様子もなく、親密な信頼関係が築かれていることが場の雰囲気から伺われた。その後、中津川の一行はサントスで日本移民関連を視察した後、リオに立ち寄り、23日に帰路に着いた。

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