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東西南北

 キューバ人医師の大量帰国後、緊急の募集の末にブラジル人医師を派遣しはじめた医療プログラム「マイス・メージコス」だが、ことはそこまで思うようにはいっていない。29日付アゴラ紙によると、バイア州では内陸部中心に、キューバ人医師が帰国してしまったために後任の医者がおらず、診療所が機能しないケースが目立っているという。それらの医師が抱えていた患者には、脳血管障害(AVC)を煩った女性や、サランポ(麻疹)に罹患した子供など、診療を特に必要としている人も少なくないという。後任募集枠は9割以上が埋まったとも報じられている同プログラムだが、正常化への道は容易ではない。
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 22日、サンパウロ大都市圏オザスコで、ウーベルの運転手(40)が22歳の女性の顧客を殴り、負傷させる事件があった。その女性は職場に向かう途中で同僚をひとり乗せ、同僚と料金を割勘にするつもりだったが、経路変更で料金が変わるからと運転手が難色を示し、同僚の所に行くのを断ったため、キャンセルしたら口論になり、暴行されたという。ウーベルの運転手は、最初に計算された料金を利用者が了承した時点で、現地に向かうため、経路変更は確かに面倒だが、暴力沙汰は問題外だ。
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 28日のサッカーの欧州チャンピオンズ・リーグで、PSGのネイマールが対リバプール戦の前半37分に得点を決めた。これで同リーグでのネイマールの得点は31となり、これまでの最高だったカカーの30点を抜いて、ブラジル人選手の最多得点者となった。ネイマールはまだ26歳。更新はまだ続きそうだ。

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