次期官房長官予定のオニキス・ロレンゾーニ氏(民主党・DEM)は、政党連立を行わない代わりに、政党や議員の名前を事業の名称プレートに記載することを認めることで、議会の歓心を得ようと画策しているという。その一方で、議会からの支持の弱いオニキス氏に対抗し、アミウトン・モウロン次期副大統領をはじめとする軍人派が政局調整(アルチクラソン)の役目を奪おうとする動きがあるという。6日付現地紙が報じている。
ボルソナロ政権では、従来のような連立政権を組まない方針を打ち出している。だが、ブラジルのように、第1党の政党でさえ、下院勢力の10%前後しか占められない多政党の国の場合、その方針で議会運営が可能なのかを不安視する声は根強い。