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サンパウロ市=MPLが軍警と衝突=交通料金の値上げ反対で

 16日、サンパウロ市パウリスタ大通りで、バスや地下鉄・CPTMの値上げへの抗議行動参加者と軍警が衝突する事態が起きた。17日付現地紙が報じている。
 この抗議行動は無銭乗車運動(MPL)が主催したもので、先週に引き続き、バスや地下鉄・CPTMの料金が4レアルから4・30レアルに値上げされたのに反対する抗議行進を行おうとしていた。
 この日、抗議者たちは午後5時にサイクリスト(シクリスタ)広場に集まり、行進を行う予定だったが、軍警部隊が隊列を組んで待ち構え、行進を阻止した。
 抗議者たちは2度、行進をはじめようと試みたが、軍警に止められ、逮捕者が2人出た。その際にもみあいも起きたため、軍警が催涙ガスやゴム弾を使って混乱を鎮めようと試みたが、この時に軍警が放ったゴム弾で報道関係者が1人負傷している。
 また、抗議行動参加者らが一時、警官を揶揄するような行動をとったために、軍警が再びゴム弾などを使用。最終的に14人が逮捕されたが、内2人は火炎瓶などを所持していて拘留された。
 結局、抗議行進がはじまったのは午後7時からで、彼らはコンソラソン街を経由してルーズヴェルト広場までを歩いた。

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