ホーム | ブラジル国内ニュース | 《ブラジルサッカー》癌の少女のために全員丸刈り=U20の国内大会で優勝したサンパウロFCの舞台裏

《ブラジルサッカー》癌の少女のために全員丸刈り=U20の国内大会で優勝したサンパウロFCの舞台裏

 ブラジルのサッカー・チームの20歳以下の選手たちで行われる選手権コパ・サンパウロの決勝が25日にサンパウロで行われ、サンパウロFCがPK戦の末にヴァスコ・ダ・ガマを破って優勝したが、この決勝戦にはひとつのドラマがあった。
 この試合、サンパウロFCの選手たちは、ほとんど全員が丸刈りになって試合を行った。その理由は、脳腫瘍におかされた6歳の少女に敬意を表したためだ。
 その少女、ラリッサちゃんとサンパウロが知り合ったきっかけは、ベスト16の対ミラソル戦にさかのぼる。
 この試合で、マスコット・ガールを務めたラリッサちゃんは、試合開始前のセレモニーでサンパウロの先発メンバーたちと共に入場したが、その際に、選手たちは彼女がかつらをかぶっており、脳腫瘍で髪を失っていることを知った。
 その試合でエースのアントニーは、ラリッサちゃんとの約束を守る形でゴールも決めた。
 さらに、決勝戦の試合前、サンパウロの選手たちは揃って髪をそり上げた。そして、ラリッサちゃんをロッカールームに招き、一緒に記念撮影も行った。写真には、サンパウロのユニフォームを着、髪を失った頭に赤いリボンをしたラリッサちゃんを真ん中にし、選手たちが取り囲むように写った。
 決勝戦は接戦となり、90分の試合では2―2の引き分け。勝負はPK戦に持ち込まれたが、結果、3―1でサンパウロが勝ち、優勝を決めた。
 アントニーは、「僕の一生で最高の試合ができた」と優勝をかみしめていた。(25日付グローボエスポルテ・サイトなどより)

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