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サンパウロ州スザノ市で、2人組の男が州立校を襲撃=8人死亡、犯人たちも自殺=23人が病院に搬送される

事件の発生した州立校の正門(Google Street Viewより)

事件の発生した州立校の正門(Google Street Viewより)

 サンパウロ市大都市圏スザノ市の州立校、ラウル・ブラジル校に、13日午前9時半過ぎに、武器を持った覆面の男2人が侵入、生徒や職員たちを襲い、8人が死亡する事件が起こった。同日付現地サイトが報じている。

 犯人は、ルイス・エンリケ・デ・カストロ(25)と、ギリェルミ・タウッシ・モンテイロ(17)の2人で、犯行後に自殺した。

 犯人たちは教務主任と職員1人に発砲後、生徒たちにも銃を乱射。大半の生徒は、装着した弾がなくなって射撃が途切れた隙を見て逃げたが、病院で亡くなった1人も加えると、教職員2人と生徒5人が犠牲となった。

 犯人たちは学校に侵入する前に近くの自動車販売店兼洗車場の主人にも発砲している。撃たれたのはギリェルミ・タウッシのおじで、病院にも運ばれたが、事切れた

 犠牲者は、教務主任のマリレナ・ウメズさん、職員のエリアナ・シャヴィエルさん、生徒のパブロ・ロドリゲスさん、クレイトン・リベイロさん、カイオ・オリヴェイラさん、サムエル・デ・オリヴェイラさん、ドウグラス・セレスチノさん、洗車場の主人ジョルジ・デ・モラエスさんの計8人(13日午後3時時点)だ。犯人2人も犯行後に校内で自殺したため、死者の数は合計で10人となる。

 事件の後、負傷者や気分が悪くなった人など、23人が救急車で病院に運ばれたが、その中の2人は病院で死亡した。また、午後6時現在で11人が入院加療中だ。

 サンパウロ州保安局のジョアン・カンポス局長は、犯人は2人とも同校の元在校生だったと発表した。同局長は、犯行の動機は不明と語っている。すでに犯人の自宅には捜査員が入り、所持品の押収も行われた。犯人の一人、ギリェルミ・モンテイロは、何らかの問題があって、昨年、学校を去っているが、それが自主的なものか退学処分かはわかっていない。

 犯人たちは白いレンタカーで学校の正面に乗りつけた。防犯カメラには、門番や護衛に止められる事もなく、容易に校内に侵入した様子が映っている。

 軍警のマルセロ・サレス大佐は、「事件当時は午前の軽食の時間帯だった。犯人たちは、教務主任を襲った後、別の職員を撃った。その後、中庭に向かい、中等部の生徒らを撃った。その後2人は語学学習室に向かったが、中の教員と生徒たちが鍵をかけ、侵入を防いだため、犯人たちは廊下で自殺した」と報道陣に語った。

 警察は校内で、38口

径のリボルバー、1丁のボウガン、弓矢、手製の火炎瓶らしき瓶を押収した。犯人の一人ギリェルミ・モンテイロはベルトに斧も所持していた。爆発物と見られる、電線のついたスーツケースも発見されたため、爆発物処理班も動員された。この物質が本当に爆発物だったかどうかの正式発表はまだ出されていない。

 当日の予定を全てキャンセルし、州保安局や州教育局の関係者と現場に急行したサンパウロ州のジョアン・ドリア知事は、「人生で最も悲しい光景を目にした」とコメントした。

 

 

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