ホーム | 日系社会ニュース | 援協=今年度予算5億レアル超え=評議員会と総会で承認=福祉援協との役割分担進む

援協=今年度予算5億レアル超え=評議員会と総会で承認=福祉援協との役割分担進む

総会の様子

総会の様子

 サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)は定期評議員会と定期総会に加え、傘下の福祉団体を集めた「日伯福祉援護協会」(福祉援協)の臨時評議員会も4月27日に、援協ビル5階神内ホールで開催した。援協は今年60周年を迎える中、今年度予算が5億レアルを超えるという全伯日系団体最大の組織に成長し、ブラジルでも有数の優良経営を誇る医療福祉団体となり、さらなる規模拡大を進めている。

総会の様子

総会の様子

 今回の両総会を経て、医療機関は援協に残り、福祉施設は福祉援協が担当するという役割分担がより明確になった。
 福祉援協に所属する施設は、18年度まではスザノ・イペランジアホームのみだった。19年度からはさくらホーム、奄美事業所、福祉関係の5施設も所属することになったと報告された。
 一昨年に増築して入居枠を32人から50人に拡大したスザノ・イペランジアホームは現在ほぼ満室となり、入居希望者にはさくらホームやサントス厚生ホームを勧めているとの報告もあった。
 福祉援協の評議員の選出も行われ、理事会長及び評議員会長経験者の終身評議員を含め、21人が選出された。任期は21年4月まで。
 同協会の18年度の売上高合計は407万6586レアル。純損益は5万6205レアルの赤字を計上。この決算に含まれる施設はスザノ・イペランジアホームのみ。19年度予算からは施設数が増加したことを受け、収入支出合計ともに2303万8千レアル。
 援協本体の総会では、日伯友好病院の一部を周辺の建物に移転させる件に加え、新病棟建設の土地購入などの計画が進行していると報告された。今年下半期に新病棟建設が本格化する予定。
 評議員選出では終身評議員を含め、53人が選ばれた。任期は21年4月まで。
 同協会の18年度の売上高合計は4億8180万4142レアル。純損益は8489万9488レアルを計上した。19年度予算は収入及び支出総合計ともに5億1264万4千レアル。
 両協会で評議員会長を務める菊地義治氏は、援協の定期評議員会で「援協は人間でいえば還暦。これから足腰鍛えて頑張っていかなければならない。いつか問題は起こる」と述べ、「いつまでもあると思うな親と金」という戒めを持ち出し、慢心に陥ることなく堅実な経営を続けることの重要性を強調した。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 援協役員会「会員減少は問題」=診察料特価、来年も継続2019年12月5日 援協役員会「会員減少は問題」=診察料特価、来年も継続  サンパウロ日伯援護協会(与儀上原昭雄会長)は「定例役員会」を11月28日にサンパウロ市の援協本部ビルで行った。リベルダーデ医療センターで実施している、診察・検査を特別価格で行うキャンペーンについて、来年も継続することが与儀会長から発表された。  援協創立60周年記念 […]
  • ■訃報■佐々木憲輔さん2019年9月3日 ■訃報■佐々木憲輔さん  サンパウロ日伯援護協会と岩手県人会で理事を長年務めた佐々木憲輔さんが8月30日午後、サンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポ市の病院で亡くなった。享年72。死因は不明だが、数年前からペースメーカーを入れており、腎臓や膵臓も悪く入院していたという。  佐々木さんは岩手県 […]
  • 日本移民の日=先人の遺徳を顕彰、追悼=今年もしめやかに祈り捧げる=客席ガラガラ、寂しい文協法要2019年6月20日 日本移民の日=先人の遺徳を顕彰、追悼=今年もしめやかに祈り捧げる=客席ガラガラ、寂しい文協法要  最初の移民船「笠戸丸」がサントスに着港してから111年――6月18日の「移民の日」、今年も午前中にサンゴンサロ教会で追悼ミサとイビラプエラ公園の「開拓先没者追悼慰霊法要」、午後からは文協大講堂で同法要がしめやかに行われた。文協大講堂では1千人が参列した昨年とは異なり、 […]
  • JICA=ボランティアが着伯、決意表明=「日本語学ぶ楽しさ伝えたい」2020年1月31日 JICA=ボランティアが着伯、決意表明=「日本語学ぶ楽しさ伝えたい」 […]
  • そろそろ「日系7団体」にしては?2020年3月10日 そろそろ「日系7団体」にしては?  毎年の新年祝賀会に始まり、昨年4月には「新天皇ご即位・新元号『令和』祝賀晩餐会」、今年2月には天皇陛下の還暦を祝ってサンパウロ市立劇場で盛大に行われた天皇陛下誕生日祝賀会など、日本との繋がり深い大事な行事は「日系5団体」が申し合わせて計画する。  この5団体は、言う […]