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《サンパウロ市》薬物汚染地帯で騒動発生=頭部に被弾した女性が死亡

薬物汚染が深刻なクラコランジア(参考画像・Pedro Duran/Flickr)

薬物汚染が深刻なクラコランジア(参考画像・Pedro Duran/Flickr)

 慢性的な薬物汚染が指摘されているサンパウロ市セントロのクラコランジア(CTPMジュリオ・プレステス駅周辺地区)で9日、サンパウロ市警備隊(GCM)による薬物密売者摘発作戦が行われた。薬物常習者や密売者と、GCMに軍警も加わった治安当局側との間で衝突が起き、少なくとも3人が負傷。内、頭部に被弾した女性1人は同日夜死亡したと、10日付現地紙・サイトが報じた。
 治安当局は9日の朝、清掃目的と称し、ジュリオ・プレステス広場に乱立している小屋(薬物常用者の住居や薬物密売者の隠れ場所として使われている疑いがある)を開示させていたが、一部の住民が開示を拒み、混乱を引き起こした。
 GCMが軍警に援護を要請したために混乱は拡大。薬物常用者たちは石を投げ、GCMや軍警はゴム弾や催涙ガス弾で対抗した。GCMは6人を逮捕したと発表している。また、治安当局者側も2人が負傷し、2台の車両が損壊した。
 衝突の結果、薬物常用者や密売者が多数、周辺地域に走り、散らばった。近くの建物で清掃をしていた人は、「薬物常用者たちが壁を乗り越えて、建物に侵入してきた」と語っている。
 薬物常用者らの中で銃を所持していた1人と警察との間では銃撃戦も発生し、流れ弾を受けた女性が1人、現場から1・5キロ離れたサンタカーザ・デ・ミセリコルジア病院に運ばれたが、夜8時半頃死亡した。女性に当たった弾が警官が発射したものか、薬物常用者や密売人が発射したものかは分かっていない。

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