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《ブラジルサッカー》ダニ・アウヴェス(36)サンパウロFC鮮烈デビュー=いきなりのゴールで勝利に貢献

今年のコパ・アメリカでのダニ(Lucas Figueiredo/CBF)

 サッカーの全国選手権で18日、サンパウロFCに鳴り物入りで移籍してきた、ダニ・アウヴェス(36)が同チームでのデビュー戦を自らの得点で1―0の勝利で飾った。
 ダニ・アウヴェスと言えば、「世界のサッカー選手史上、最も優勝を経験した選手」として知られている。その数は40回で、40回目となったこの6~7月のコパ・アメリカでは、大会最優秀選手受賞というおまけまでついた。
 36歳の高齢も、このように絶好調のため、この夏の移籍市場では欧州強豪からも声をかけられていたが、「幼いころからの夢」だったという、サンパウロFCに戻る決断をした。
 通常、欧州の一流チームに所属していたブラジル人選手が「現役の最後はブラジルの一番好きなチームで」と言っても、実現しないことが多いが、有言実行したダニに、サンパウロのファンたちは大いに湧いた。
 ただ、入団のときから不思議がられていたことがあった。ダニに与えられた背番号は10番。セレソンで出場した通算114試合のほとんどでこなした右サイドバックの背番号だと、通常2番が定番だが、敢えて10番を選んだ。しかも、同時期に、スペインの強豪アトレチコ・マドリッドから同じ右サイドバックのフアンフランがサンパウロに入団。「ダニは一体どこのポジションで出る?」と注目されていた。
 すると18日、本拠地のモルンビ・スタジアムで行われた対セアラー戦で、右サイドバックについたのはフアンフランだった。ダニがついたポジションはなんと「トップ下」。右隣には、現在のサンパウロの若手のエース、ダニの年齢の約半分の19歳、アントニーがいた。
 すると、前半40分、ダニは早速見せ場を作った。相手ゴール前でFWラニエルからのパスを受けると、右に動いて相手ディフェンダーをかわし、そこからゴール左にシュートを決めた。詰めかけた4万7千人の観客からは大歓声が飛んだ。
 「僕は政治家じゃないから、選手としての公約なんてしない。今日だっていつもと違うポジションで出ただろ。ポジションがどこだろうと、ピッチの中で役割を見つけて輝き続けるだけだよ」と試合後にダニは語った。(19日付アゴラ紙より)

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