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雪だるまで強まる日伯の絆=北海道安平町からプレゼント=子ども大喜び、JHに大行列

ミニ雪だるまを抱える笑顔のニナちゃん(手前左)、ダヴィー君(手前右)ら

 ブラジル北海道文化福祉協会(大沼宣信会長)は、北海道人ブラジル移住100周年記念行事として、北海道安平町から送られた巨大雪だるまの展示会を25日、聖市のジャパン・ハウス(以下JH)で開催した。前日に聖市の北海道交流センターで執り行われた記念式典に合わせて来伯した慶祝団も臨席。JH館内でも巨大雪だるまの運搬、昨年の北海道胆振東部地震の復興、北海道の観光地や名産に関するプレゼンテーションが行われた。

巨大雪だるまを背に並ぶ代表者ら(田尻さん、田村興文町議会副議長、楠首席領事、及川町長、大沼会長、中野副知事、村田議長)

 当日午前10時頃、開会・除幕式が行われ、赤い幕が取り払われると、JHの屋外特設展示場に高さ約2メートル、重さ約1・5トンの真っ白な巨大雪だるまが出現。会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
 巨大雪だるまの輸送は、同町民有志の「雪ダルマプロジェクト」(真保生紀代表)メンバーらで実現。雪だるまは今年2月に制作、6月初旬から約1カ月半かけ船で運搬した。
 11年前のブラジル日本移民百周年の際にも、同町の「早来雪だるま郵便局」(真保生紀局長、当時)の発案で、巨大雪だるま展示を北海道交流センターにて行っており、今回で2回目。
 除幕式には、安平町の生紀さんの次男、郵生さんらプロジェクトメンバーや及川秀一郎安平町長、中野祐介道副知事、村田憲俊道議会議長が出席。同協会からも大沼会長(71、二世)、伯国側の展示会責任者、田尻幸夫ファビオさん(40、三世)、また野村アウレリオ聖市議、在聖日本国総領事館の楠彰首席領事らが立ち会った。
 大沼会長は式辞で「雪だるまのサントス港到着に立ち会い、かつて船で渡伯した移民を思い、深く感動した」としみじみ述べた。
 田尻さんは同町への感謝の意を表し、「道人移住者に故郷を感じてもらい、雪を見たことのない伯国の子どもらに雪だるまを見て触れてもらい、少しでも楽しんでもらえることが嬉しい」と喜びを語った。
 JHには終日、巨大雪だるまとの記念撮影のため、来場者の行列ができた。ラファエル・リスボナさんは家族4人で来場。娘のニナちゃん(7)は雪に触れるのは初めてで、「とても冷たいけどかわいい。家に持って帰りたい」と満面の笑顔を見せた。


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 「北海道人ブラジル移住100周年・ブラジル北海道文化福祉協会創立80周年記念式典」の出席者の一人、鶴勝さん(79、西興部村)は、北海道は昨年に開道(北海道と命名)150周年を迎えたばかりだとし、「道人とはいえ、元々は本州から渡った開拓者。その開拓者精神が遺伝子に濃く残っていたから、伯国でも道人と子孫が繁栄できたのではないか」と話し、「つまり道人はしぶとい。だから今後も発展していくだろう」と気勢を上げていた。

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