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東西南北

 昨日付でも報じたように、ボルソナロ大統領は12日、新党「ブラジル同盟」を結党することを宣言した。大統領はこれから結党に必要な署名集めに入るというが、ブラジルの場合、この署名集めと審査に莫大な時間がかかる。ボルソナロ氏はネットを利用した署名形式で早期の承認を目指している。また、来年の市長選に万全の状態で臨むため、20年3月までに新党を成立させたいとしている。一方、社会自由党党首のルシアノ・ビヴァール氏は、同党を裏切ってボルソナロ氏に追随することが予想される19人の下議の党員資格停止に動いているという。その中には大統領三男のエドァウルド氏も含まれるが、どうなるか。
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 現在も続いているチリのデモでは、軍が鎮圧のために使用したゴム弾により失明した人が30人近く出て、国際的な話題となっている。サンパウロ市でも、デモとは全く違う形でゴム弾による被害が報じられている。10日未明、東部グアイアナゼスで、ファンキの深夜イベントに出かけた16歳の少女が、開催を認めずに立ち退きを求めた軍警の放ったゴム弾を左目に受け、失明してしまったのだ。安全面を考えて、使用方法を改善する必要があるのでは。
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 11日、サンパウロ州リベイロン・プレットで、34歳の父親が15歳の娘と9歳の息子を空気銃で虐待したと訴えられた。子どもたちの通う学校の教師が、体についたあざを問題視し、警察に通報したものだ。12日に逮捕された父親は「体罰のつもりで1度だけ撃った」と言うが、子供は「家事を手伝わないといつも」と供述。さて、真相は?

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