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リオ州=麻疹予防キャンペーンを開始=カーニバルなどで訪問する人も忘れずに

麻疹の予防接種は3種混合の形で行われる(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

麻疹の予防接種は3種混合の形で行われる(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

 リオ州で13日から、麻疹(はしか)の予防接種キャンペーンが始まった。今回の予防接種キャンペーンは、昨年、サンパウロ州で起きたような麻疹の大流行を避けるためのもので、今月13日~3月13日の2カ月間の予定で行われる。

 同州では昨年、373人の真性患者が確認された。サンパウロ州での患者数と比べると決して多くないように見えるが、2018年の麻疹患者は20人だったから、18・65倍に上る。

 2018~19年は世界中で麻疹患者が増え、ブラジルや英国、ベネズエラなどが、麻疹患者撲滅を示す国際的な認証を失った。

 同州での麻疹患者はリオ市とその周辺部に集中して発生しており、患者数は、リオ市100人、バイシャーダ・フルミネンセ地区250人となっている。

 リオ州保健局のエジマル・サントス氏は、「麻疹の感染拡大を防ぐためにも、予防接種によって包囲網を築く事が大切」と強調している。

 同氏によると、予防接種を実施しなければ、今年の患者は1万人を超える可能性があるという。「予防接種(特に2度目の接種)を受けていない人が大勢いる。隣のサンパウロ州では昨年、1万4千人以上の患者が出ており、何の対策も講じなけば、リオ州でも大流行が発生する可能性が大」との見解を示した。

 同州は、2月1日と3月7日の土曜日を、今回のキャンペーンのXデー(ポルトガル語ではジアD)に指定しており、電車や地下鉄の駅、銀行といった、人出の多い場所での接種も実施する。

 今回のキャンペーンの対象は生後6カ月から49歳までの人で、全州で300万人と試算されている。目標は、接種を2回受けた人が95%に達する事だ。

 初回接種は、ノヴァ・イグアス、マカエ、マジェといった少数の市を除くと目標に達しているが、2回目の接種は、リオ市の75%など、大半の市が目標に達していない。中にはソーシャル・ネットワーク上の虚報により、予防接種は危険とか、効果はないと思い込み、接種率が極端に低い市もある。代表的な例はノヴァ・イグアス市で、2回目の接種の実施率はたった25%だ。

 サントス氏は、牛乳のたんぱく質にアレルギーがある人や、免疫能力のない人など、様々な理由で予防接種を受けられない人達を守る意味でも、予防接種を受けるよう、呼びかけている。

 同州保健局は、予防接種を2回受けていない人が多い、生後6カ月から4歳の子供と20~29歳の成人を中心に、家庭訪問や教育機関に出向いての接種などの重点策をとる意向だ。49歳以上の人は、麻疹がより一般的だった時に感染して免疫が出来ているはずとみなされ、キャンペーンの対象から外された。

 予防接種の効果は接種後15日から出るので、カーニバルなどで同州を訪れる人達にも、事前に予防接種を受ける事が勧められている。(13日付アジェンシア・ブラジルより)

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