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三重県人会=総会で杓田美代子新会長就任=緊密化、交流制度復活に期待

三重県人会の新役員ら(前列中心が杓田新会長)

 ブラジル三重県人文化援護協会は、定期総会を19日午前にサンパウロ市ビラ・マリアナ区の同県人会会館で行い、役員の任期満了に伴う改選で、杓田美代子(しゃくだ・みよこ)氏(76、旧一志郡白山町(現津市白山町)出身)を会長とした新役員を選出した。昨年度の会計報告では黒字経営を継続、今年度事業計画では新事業が発表されるなど、活発な活動の様子がうかがえた。

 役員改選では、2014年半ばから19年まで5年半にわたり会長を務めた下川孝氏(76、二世)が、任期満了で続投できず退任。第1副会長に就任した。

 杓田氏は就任あいさつで「道徳的な精神にのっとり、会長としての責任を果たす。皆さんのご意見、ご批判、ご依頼に耳を傾け、真摯に対応する」と述べた。本紙取材に「一世であることを生かし、母県との連携を密にしたい。優先すべきは今後県人会を支える若者の育成。母県と県人会で協力して資金を用意するなどして、日伯で人材交流ができる仕組みを作れたら」と答えた。

 下川氏も本紙取材に応じ、「14年の会長就任時、県人会は赤字経営でブラジル経済も低迷していた。だが会館が好立地だったことから賃貸事業を積極的に行い、会員の協力で黒字化できた」と活動を振り返った。

 「杓田氏は一世で、私も含め県知事とも面識がある。今後は母県とのやりとりを活発に行ってもらい、ポルトガル語やブラジルの法律面、経理などを二世の自分がカバーしたい」と今後も県人会活動に協力する姿勢を見せた。

 昨年度事業報告では、剣道部の大会での入賞実績や、文化部による日本文化講座の開催、婦人部による月1度の料理教室開催などが報告された。

 ほか同県人会では、昨年7月のブラジル日本都道府県人会連合会主催「日本祭り」に出店。11月には6県人会の共催で、各県が郷土料理を販売する「春の屋台祭り」を初めて開催した。県人会内ではカラオケ同好会を創設。20人ほどが参加しているという。

 本年度事業計画では、日本祭り出店、屋台祭り開催を予定。郷土料理などを販売する新事業の「焼きそば会」も年2回開催し、運営費調達を堅実に行っていく。

 本年度の年会費は変わらず120レアル。新役員は次の通り(敬称略)。【理事会】会長=杓田美代子、第1副会長=下川孝、第2副会長=佐野和四(さの・かずし)シルビオ、総務=アオキ・ヒロシ・エドソン、会計=佐野ツネハル・ジョルジ、書記=シャクタ・フジオ・シルビオ

 【評議員会】会長=広瀬哲洋(ひろせ・てつひろ)、副会長=松本茂、正評議員=ヨコヤマ・アルバロ、坂倉ひろし、シノハラ・パウロ、補欠評議員=竹内大恵子(たけうち・たえこ)、フジタ・ミエ・セレステ、馬欠場宇一郎(うまかけば・ういちろう)

 【監査】ワタナベ・ケンジ・エドアルド、キムラ・タケル・カルロス、ネト・ノムラ・ジオゴ、ヒロセ・ヨウイチ

 

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 19日に開催された三重県人会の定期総会で、会長に選ばれた杓田美代子氏は、県人会と母県が資金を出し合うなどして、日伯の若者が短期間でも行き来できる研修制度を設けたいと語った。同県人会では以前、県費留学制度があったが現在は休止状態。聞くと母県側の金銭面が課題のようだ。日系団体で活躍する若年層には元県費留学生も多い。県人会の今後を考え、次世代の県人会を担う若者への投資を、県庁はぜひとも再開してほしいところ。

 

 

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