ホーム | ブラジル国内ニュース | コロナウイルス=ブラジル人家族34人の帰国便が到着=肺炎の症状訴える人おらず=空軍基地で18日経過観察= 基地近くに来る帰国者の親も

コロナウイルス=ブラジル人家族34人の帰国便が到着=肺炎の症状訴える人おらず=空軍基地で18日経過観察= 基地近くに来る帰国者の親も

防護服の職員に迎えられる中国からの帰国者たち(Keven Cobalchini)

 【既報関連】中国湖北省武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎流行により、現地に足止めになっていたブラジル人とその家族、合計34人を乗せたブラジル空軍機2機が、9日午前6時すぎにブラジル中西部ゴイアス州アナポリスの空軍基地に着陸したと、8~10日付ブラジル各紙が報じた。

  帰国者34人の中には7人の小児が含まれる。帰国者たちは、空軍基地の施設内で、18日間の隔離、経過観察に入る。検査は14日間行われるが、14日目の検査結果が判明するのが18日目であるため、基地内には18日間留まる。

 ブラジル人とその家族の救出機の飛行中、ブラジリア時間9日午前0時には、ボウソナロ大統領による、「我々のブラジルにお帰りなさい。我々は皆、一つの民、一つの人種。私たちはみな兄弟なのです」と語りかけるメッセージが機内に流れた。

 帰国便に乗るには、発熱、せき、息切れなどの症状が出ていないことが条件だった。帰国者たちは飛行中、手術用マスクの着用を義務付けられ、4時間ごとに体温を測られた。アナポリス到着までに症状が出た人は1人もいなかった。

 防衛省人事教育、医療スポーツ局長のマノエル・パフィアダシェ氏は、「医療スタッフからは、帰国者34人の健康状態は良好で、特別な手当てが必要な人はいなかったとの報告を受けた」と語った。

 機内に乗り込んだ医療スタッフと乗組員ら合計24人も、一部隔離、経過観察となる。 

 帰国者たちが入るアナポリス空軍基地内の施設は、テレビや食事用のテーブルが置かれた個室が用意され、必要な場合はベビーベッドも置かれる。各個室には冷蔵庫の他、アルコールジェルやマスクなどの衛生用品も置かれる。また、1日3回、体温測定などの検査が行われる。

 軽食も含め、1日6回用意される食事は各自の個室でとる。使用済みの食器は部屋の外に出し、後に回収される。施設内共用部分には映画鑑賞用スクリーン、玩具部屋、トランポリンも設置されており、インターネットへの接続も許可される。

 隔離期間中、親族などとの面会は許可されないが、帰国者の1人、ヴィトル・シケイラさん(28)の父、ジョゼ・シケイラ・ジュニオルさんはベロ・オリゾンテの自宅から、基地の近くまでやってきた。「面会が許されなくても隔離期間中はここに、息子と500メートルの距離にいる。ブラジルと中国、地球の真反対の距離にいるのとはだいぶ違う。隔離が解けたら、息子を連れて帰るんだ」と語った。

 なお、10日の保健省の発表によると、国内の感染状況は、5州7人が検査中で、感染確認者はゼロ。既に32人が検査の結果、感染の疑いなしとされている。

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