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沖縄県人会=首里城再建慈善夕食会を開催=ランショ・リオ・ドッセで=20キロの古代魚ピラルク堪能

首里城再建に向け一丸となる皆さん

 「皆で1日も早い首里城再建を目指そう!」――呼びかけ人の上原テリオさん(50、二世)がそう声を上げると、会場が一体となって歓声がわき、大きな拍手が起こった。ブラジル沖縄県人会(上原ミルトン定雄会長)と川魚料理店「ランショ・リオ・ドッセ」が、昨年焼失した沖縄の首里城を再建するための1回目の慈善夕食会を5日午後7時から、サンパウロ市ビラマリアーナ区の同レストランで開催した。当日は約70人が集まり、1日で4200レアル(約10万6千円)が集まった。12日に2回目が開催される。

 この慈善夕食会は、同レストランオーナーの坂口功治さんの呼びかけで開催された。坂口さんは、2011年の東日本大震災や16年の熊本地震の際も、義援金集めにも同様の協力をしている。参加費100レアルのうち60レアルを寄付金として集めるという。

 初めに、慈善夕食会の実行委員長のテリオさんがイベント趣旨を説明し、坂口さんへの感謝の言葉を述べた。

 続いて定雄会長が「今日の朝、文協でチャリティーショーを新たに行うことも決まった。皆さんの好意に感謝する」と会場に謝辞を述べた。その言葉を受け、ブラジル日本文化福祉協会の石川レナト会長も、「3月29日に一緒に首里城再建のイベントを行うと決定した。日系社会一丸となって再建に貢献したい」と力強く述べた。

 在サンパウロ日本国総領事館の楠彰首席領事は、5年前に首里城を見に行き美しさに感動したとのエピソードを披露。「沖縄だけでなく、日本を代表する観光名所の一つ。日系社会の皆さんが力を貸してくれるのはとても有り難い」と喜びを口にした。

 サンパウロ日伯援護協会の与儀昭雄会長も、一県人として参加。乾杯の音頭を取り、食事会が始まった。目玉の料理は、1匹20キロもあるアマゾンの古代魚ピラルクの丸焼きだ。坂口さんは「6時間かけて焼き上げた」と説明。鐘を鳴らして店員が巨大な2匹を運んでくると、会場中が注目し、その大きさに拍手と歓声が湧いた。皆珍しそうにスマホを手にし、一緒に写真を撮り始めた。

 ビラカロン支部婦人会の14人で参加したという川端幸子さん(71、沖縄県)は、「首里城が焼けた時は、涙がぽろぽろ出てとても悲しかった。自分の国の宝を早く再建したいという気持ちで今日は来ました」と笑顔で語った。

 

 

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 沖縄県人会とランショ・リオ・ドッセが共催した、首里城再建の慈善夕食会は、参加費が1人100レアルで、2週連続で行われた。これは昨年12月に開催した「ちばりよーうちなー ~皆で首里城の再建を~」に引き続き2度目の募金イベント。夕食会当日の朝は、沖縄県人会の役員3人がブラジル日本文化福祉協会の石川レナト会長の下へ行き、「首里城再建のイベントを文協で行いたい」と協力を申し出ていた。これはすでに、3月29日午後2時からの開催が決定している。今度は他県人会からも参加し、日系社会が団結して行うイベントになる予定だとか。こうした県を超えた大きなイベントは、県連日本祭り以外では初めてかも?大勢の参加に期待したいところ。

 

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