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《ブラジル》積み立て退職金の臨時引き落としを認める=6千万人に平均580レアル

昨年もFGTS臨時引き出しは行われた(参考画像・Marcos Correa/PR)

 【既報関連】ブラジル連邦政府は7日夜、コロナショックに対する経済政策として、6月15日から12月31日まで、勤続期間保障基金(FGTS)口座から最大1045レアルを引き出すことを認める暫定令(MP)を発表した。同日付現地ニュースサイトが報じている。
 FGTSは企業が正規雇用者のために積み立てている退職金で、原則として退職時もしくは住宅購入時にのみ引き落とせるが、近年は景気振興策として、政府が臨時の引き落としを認めてきた。労働者に“臨時収入”を与えて消費に回してもらい、経済を活性化させる意図だ。
 今回は消費活性化以前に、コロナ災禍に伴う社会隔離政策により、多くの国民が経済的に困窮している中での救済措置的意味合いで、休眠口座と通常口座の双方からの引き出しが認められる。通常のMPは120日以内の議会承認が必要だが、連邦議会では、コロナ対策のMPの場合は手続きを省略し、16日以内に承認することを決めている。
 同MPでは、3月16日に経済省が発表したように、社会統合基金/公務員財形計画(PIS/PASEP)を廃止し、引き落とされなかった資金をFGTS口座に移すことと、今後の運営はFGTSが行うことも定めている。
 経済省のアドルフォ・サクシダ経済政策局長はFGTS引き出しにより、総計6千万人の労働者が350億レアルを受け取ると試算している。1人平均約580レアルだ。
 FTGSの引き出し、支払い業務はこれまで同様、連邦貯蓄銀行(Caixa)が行う。引き出し条件や引き出しの日時などは、Caixaが今後、発表していく。

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