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□コロナ禍緊急日誌□

 なぜか卵、フェイジョン、米などの一番基本的な食品や生鮮野菜の値段が、軒並み50~100%も値上がりしている。30個入の卵は通常10レアルで変えるが、先週、東洋街のエストラ(スーパー)で買ったら15レアルだった。ニュース番組でみたら20レアルで売っているスーパーも多いとか。にも関わらず、IPCAなどのインフレ物価指数の数値は異常に低いまま。次回のIPCA発表でもインフレ率が異常な上がり方を記録しないなら、「〃誰か〃が数字を操作している」という噂が広がりそうだ。報道によれば、値下がりを避けるために、多くの農家は出荷せずには畑で泣く泣く潰しているとの話も。日系農家は大損害を被っているに違いない。

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 22日(水)朝から、やたらと車が増えた感じだ。20日から「ドリアサンパウロ州知事が、5月11日から段階的に経済活動を解除することを決めた。近日中に正式発表する」とのニュースが流れ始めたせいもありそう。先週から大半のバールはシャッターを半分開けて、ヴィアージ(持ち帰り)を始めた。3月24日に開始された外出自粛令だが、1カ月にして先が見え始めた感じか。ただしサンパウロ州の感染増加ピークは4月末から5月と予測されており、本来なら、これからが感染抑え込みの本番のはず。本当に大丈夫?

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