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《ブラジル》コロナ感染者1日で1万人増、死者も計8500超!=死者数では世界第6位に=南米隣国が現状を懸念

定例会見でのタイシ保健相(6日、Alan Santos/PR)

 【既報関連】6日、新型コロナ感染者が前日比1万503人増の12万5218人、死者も615人増の8536人となり、1日の増加数の最高値を更新した。7日午後4時現在の州保健局の集計での感染者は12万8975人、死者は8685人となったと6、7日付現地紙、サイトが報じた。

 コロナ蔓延が最も顕著なサンパウロ州は6日、感染者が3800人(11・16%)増の3万7853人に、死者も194人(6・80%)増の3045人になった。アマゾナス州は感染者が1134人(13・98%)、死者も102人(15・72%)増え、リオ州では疑いのある人も含めた死者が1205人(確認済みは904人)出た。
 感染者数や死者数は、週末に減り、火~水曜日に増えるという傾向がある。だが今週は感染者が4日に6633人、5日に6935人、6日に1万503人増えた。死者も、4日こそ296人増だったが、5日は600人、6日は615人増え、先週までの最高の474人を大きく上回っている。死者数上位の5州中4州では、4月に医療機関への入院待ちや症状急変で自宅で死亡した人が、昨年同月より平均で11%増えている。
 6日の数字で見ると、ブラジルの感染者数は世界で9番目、死者数は6番目だ。
 ネウソン・タイシ保健相は6日、今は社会的隔離を継続すべき事、都市閉鎖(ロックダウン)が必要な地域は今後も増える可能性がある事などを認めた。同保健相は一両日中にキャンペーン計画を発表する意向も表明。7日には、8日にリオ州を訪れ、現状視察などを行う意向も示した。
 各州が社会的隔離政策を導入した当初は感染拡大もある程度抑制されていたが、4月に入ってボルソナロ大統領が反隔離を唱え始めた後は感染拡大が加速。大統領が経済活動再開を主張し、隔離政策を推奨していた前保健相を解任した件は世界中に知れ渡った。
 大統領が反隔離を唱え始めた後、感染拡大が止まらない事は、トランプ米大統領がブラジルとの間の航空便運航停止を言い始めた時にも懸念材料となっていた。
 同様の懸念を南米諸国の首脳も持っている事を示す一例は、アルゼンチンのアウベルト・フェルナンデス大統領が6日に「ブラジルは南米にとって非常に大きなリスク」と表現した事だ。同大統領はチリやウルグアイの首脳ともブラジルの現状について話し合っており、ブラジルと国境を接する国は感染拡大の危険があると考えている事も明らかにした。また、ブラジルの例を引き、当面は隔離緩和はないと明言した。同国の感染者は5200人強、死者も300人足らずだ。
 社会的隔離緩和には複数の条件があり、慎重に緩和したドイツでさえ緩和後の感染者増加が起きた。ブラジルでは、4月13日に商業活動の再開を認めたサンタカタリーナ州で感染者が急増。12日現在の感染者776人が今月3日には2519人になり、週毎の増加数は249人、312人、1182人となっている。
 7日にはパラー州の都市閉鎖が始まったが、他州でも規制強化が続いている。一例はサンパウロ市で、11日からナンバープレートの末尾番号による規制地区への乗り入れ禁止を強化する事を発表。リオ市では、死者が多い区の歩道で通行規制を始めた。

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